日本語文法ブログ

モダリティ

モダリティ 語形変化による意味の変化を分類したものを文法カテゴリーと言います。 文法カテゴリーにはヴォイス、アスペクト、テンス、モダリティがあります。 モダリティ: modality 日本語の文は命題(事実:客観的な部分)と、モダリティ(気持ち:主観的な部分)からできています。モダリティは日本語表記だと「法」、文法の「法」です。 例えば、「彼はパーティに来ないかもしれない。」の場合、「彼はパーティ...

日本語文法基礎 Ⅷ.疑問詞

日本語文法基礎 Ⅷ.疑問詞 ここではwhat, whoなど疑問詞を使った疑問文の作り方と、日本語の疑問詞を紹介する。 通常は文の知りたい情報を疑問詞に入れかえて、文末に「か」をつけるだけである。 whatを表す = 何(なに) 何が すきですか。     りんごが すきです。 何を 買いましたか。    本を 買いました。 what timeを表す = 何時(なんじ) 何時に おきますか。    ...

日本語文法基礎 Ⅶ.時刻・時間

日本語文法基礎 Ⅶ.時刻・時間 時刻の言い方 「時(じ)」 数字の後ろに「時(じ)」をつけます。   1(いち)時、2(に)時、3(さん)時、4(よ)時、5(ご)時、6(ろく)、7(しち)時、 8(はち)時、9(く)時、10(じゅういち)時、11(じゅういち)時、12(じゅうに)時   *注意したいのは、4・7・9です。 *0時=れいじ(通常深夜を指します)   「分...

日本語文法基礎 Ⅵ.形容詞

日本語文法基礎 Ⅵ.形容詞 形容詞は名詞の状態・状況を説明します。 基本的には、文の中で下記の2つの使い方ができます。 日本語の形容詞の二つの使い方 1)  叙述 a.  私のかばんは小さい b.  私のかばんはきれいだ 2)名詞句 a. 小さい かばん b. きれいな かばん い形容詞とな形容詞 活用の仕方によって、二つのグループ(い形容詞・な形容詞)に分けられます。 上記の例で、aのような活用...

日本語文法の基礎 動詞

日本語文法の基礎 動詞 日本語の動詞(分類) 動詞はいろいろな切り口で、分類することができます。 1.能態動詞・状態動詞   「走る」は能態動詞・「ある」は状態動詞 2.意志動詞・無意志動詞  「食べる」は意志動詞・「降る」は無意志動詞 3.自動詞・他動詞     「(ドアが)開く」は自動詞・「(ドアを)開ける」は他動詞 4.本動詞・補助動詞    「食べている」では「食べる」本動詞で「いる」が補...

日本語文法基礎 Ⅳ.存在文

日本語文法基礎 Ⅳ.存在文   「います」と「あります」 動詞の中に動作ではなく状態、存在を表すものがあります。 今回は、初級で必ずでてくる存在を表す動詞「います」と「あります」について見ていきます。   「います」「あります」の前は「が」 *(人・動物など)が います /(もの)が あります Ex.) 「います」:シカ が たくさん います。 「あります」:ATM が ありま...

日本語文法の基礎 Ⅲ.指示詞こそあど

日本語文法の基礎    Ⅲ.指示詞こそあど 日本語の指示詞は、こー、そー、あー、の3つ+疑問のどーの4つの種類があり、以下のような指示詞として使われます。 指示詞の使いわけ ・現場指示 (現場にあるものを指し示す)人称区分と距離区分 人称区分 話し手の近く(コ)・聞き手の近く(ソ)・どちらからも遠い(ア) 距離区分 近い(コ)・近くも遠くもない(ソ)・遠い(ア) ・文脈指示 (話も出てきた要素、記...

日本語文法の基礎 Ⅱ.助詞

日本語文法の基礎 Ⅱ. 助詞 助詞(particle)はその名詞が文の中でどんな役割を果たしているのかを示す重要なものです。助詞は、英語の前置詞(in/at)のようなものです。下記のように、英語では前置ですが、日本語では後置されます。 We had a dinner in his room. 彼の部屋で 晩ごはんを食べました。 I wake up at 6:00 every morning. 毎朝...

日本語文法の基礎 Ⅰ. 文の成り立ち

日本語文法の基礎 Ⅰ.文の成り立ち 単文:基本的な文 1.名詞文: わたしは ジョン です。 2.形容詞文:メアリーさんは かわいいです。 3.動詞文: わたしは ラーメンを たべます。 日本語には大きくわけて上記のような3つのタイプの文があります。日本語の最大の特徴は述語が最後にくることです。日本語の文は、動詞、形容詞、名詞の3つが述語になります。「です」はbe動詞のような役割をしており、名詞文...