日本語教師を苦しめる「こうあるべき」――長く働くために、手放してもいい3つの思い込み はじめに:「良い教師でありたい」が、自分を苦しめることもある 日本語教師として働いていると、「こういう先生でなければならない」と、自分自身に高いハードルを課してしまうことはないでしょうか。 学生のために頑張りたい。 信頼される先生になりたい。 良い授業をしたい。 そうした気持ちは、決して悪いものではありません。...
「熱心」と「悔しい」——中国語話者の誤用からわかったこと はじめに:2つの誤用エピソード 日本語を教えていると、ときどき「なるほど、そう来たか」と唸らされる誤用に出会うことがあります。そんな誤用のなかでも特に興味深かったのは、今回とりあげる2つの例です。 一つ目は、台湾人学生が書いた、「熱心な」という形容詞を使った文。 「台湾人は熱心な人たちだ。」 一見、ここには文法的な問題は何もないように思えま...
【日本語教師の疑問】N2なのに聞き取れない……それは本当に「聴解力」の問題なのだろうか? 「N2なのに、どうしてこんなに聞き取れないんだろう?」 日本語教師をしていると、こんな場面に出会うことがあります。 「この学生、N2に合格しているのに、会話になると全然聞き取れていない……」 あるいは、 「質問には答えている。でも、なんだか話がかみ合わない」 「こちらが言ったことを、少し違う意味に受け取ってい...
【日本語教師のキャリア】自分に合う職場・働き方を考える 「なんだか苦しい」の正体は? 「あんなに憧れてなった日本語教師。でも、自分には合っていないのかもしれない……」 「仕事そのものに不満があるわけではないのに、以前のように楽しく感じられない……」 そんなふうに感じたことはありませんか? 日本語教師の仕事は、勤務先によって仕事内容も働き方も大きく異なります。 大学、日本語学校、専門学校、企業研修...
レッスン中の急な質問、どうする?<実践編・中級> レッスン中に急な質問! どう答えた? 前々回の記事「レッスン中の急な質問、どうする?」では、解決方法を5つ紹介しました。今回はその中の「解決方法D:その場で解決する」の実践編として、私が実際に過去のレッスン中に受けた質問を例に挙げ、その時にどうやってその場で解決したか、その手順と手法を前回の初級編に続いて今回は中級編をお話しします。 実...
AI時代に、語学を学ぶ意味はあるのか ― AIは言葉を訳せる。でも、努力までは訳せない ― はじめに ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、「こんなに便利なら、語学を勉強する意味はあるのだろうか」と、ふと思ったことはありませんか? 翻訳アプリは年々精度が向上し、外国語でメールを書いたり、旅行先で会話をしたりすることも簡単になりました。 そんな時代だからこそ、私自身も「語学...
レッスン中の急な質問、どうする? <実践編・初級> レッスン中に急な質問! どう答えた? 前回の記事「レッスン中の急な質問、どうする?」では、解決方法を5つ紹介しました。今回はその中の「解決方法D:その場で解決する」の実践編として、私が実際に過去のレッスン中に受けた質問を例に挙げ、その時にどうやってその場で解決したか手順と手法を初級編、中級編と2回に渡ってお話しします。 実際にあった質...
【日本語教師】学習者におすすめしたい日本語学習アプリ10選|悩み別レビュー(後編) はじめに 世にあふれる日本語学習用アプリ。 実際に使ってみると、「この機能は便利」「この例文は少しわかりにくい」「このアプリはこんな学習者に向いていそう」といった特徴が見えてきます。 前編では、普段から日本語を教えている教師の視点で、実際に使ってみた5つのアプリをご紹介しました。 【日本語教師】学習者におすすめした...
【日本語教師】学習者におすすめしたい日本語学習アプリ10選|悩み別レビュー(前編) はじめに 先日、「ちょっと学習者になってみよう!日本語学習アプリ体験会」が開催されました。 一口に日本語学習アプリといっても、その種類はさまざまです。学習者のレベルや目的、学習スタイルによって、向いているアプリは異なります。 実際に使ってみると、「この機能は便利」「この例文は少しわかりにくい」「このアプリはこんな...