【2026年10月勉強会レポート】日本語教師のためのAI活用術!ニュース教材をAIで作ってみよう!
AIを使っているけれど、もっと活用できるのでは?
AIを使って例文を考えたり、教材を作ったり。日本語教師の仕事でも、AIを活用する機会が増えてきました。
でも、こんなことを感じたことはありませんか?
「AIを使ってはいるけれど、もっと上手な使い方があるのでは?」
「AIを使えば教材を作れると聞くけれど、実際に授業で使えるものができるのだろうか。」
「もっと効率よく、学生に合った教材を作る方法を知りたい!」
便利なAIだからこそ、使い方を工夫すれば、もっと仕事に生かせるかもしれません。
今回の勉強会では、「ニュース教材をAIで作ってみよう!」をテーマに、上級向けタスクシートの選び方・作り方を学びました。実際に手を動かすワークも交えながら、AIを教材づくりにどう活用するかを考えました。
勉強会の概要
テーマ: ニュース教材をAIで作ってみよう!上級向けタスクシートの選び方・作り方
講師: 渡邉和子さん(Coto Academy Learning Development Team 統括)
日時: 2026年10月23日(金)19:00~20:00
開催形式: オンライン
みんなAIをどう使っている?
今回の勉強会では、事前に参加者の皆さんに、AIの活用状況や、AIとの付き合い方について伺いました。
質問① 日本語教師として、AIを何に一番活用していますか?
事前アンケートでは、例文検索、文法知識の確認、教案作成、教材作成など、さまざまな用途が挙げられました。
なかでも目立ったのが、教材作成への活用です。すでにAIを日常的に使っている方も多く、授業準備の中にAIが取り入れられつつあることがうかがえました。
一方で、AIを使ったことがない、あるいはまだ使いこなせていないと感じている方もいることがわかりました。
質問② AIを使ううえで、困っていることは?
AIの活用に期待する声がある一方、さまざまな悩みも寄せられました。
例えば、こんな声です。
「以前に比べ、AIを使うことがかなり増えましたが、今一つ上手に使えているのかわかりません。」
「答えが正しいのか不安になることがある。ハルシネーションをどうやって見分けるか。」
また、学習者がAIで作成した作文やメールをそのまま提出してしまうことや、AIに頼りすぎることで教師自身の想像力や創作力が失われないか、といった懸念もありました。
著作権への配慮や、AIが作成した不自然な例文をどう見分けるかという問題もあります。
AIを使う機会が増える一方で、出力の正確さや授業での活用方法については、まだ悩みながら工夫している先生方も多いようです。
ニュース教材をAIで作る実践ワーク!参加者として感じたこと
勉強会では、まず、上級向けのニュースを選ぶポイントや、教材づくりに役立つサイト・ツールが紹介されました。その後、テーマとキーワードを決め、AIを使ってニュース記事やタスクシートを作る実践ワークに挑戦しました。同じテーマでも、AIによって違う内容が出てくることも、興味深い発見だったと思います。
AIが作った教材は、語彙や文章の難易度、事実関係、質問や話し合いのテーマなどを確認しながら、学習者に合うように調整していきます。AIを使うだけで完成ではなく、教師の工夫を加えることで、教材がより授業で使いやすいものになっていきます。
私自身も参加して感じたのは、今回の勉強会は、ある程度の日本語教師経験とITリテラシーがある人にとって、特に学びの多い内容だったということです。AIに質問して答えをもらうだけでなく、自分で考え、試しながら教材を作っていく。そうした作業が好きな人には、ピッタリな勉強会だったと思います。
実際に教材を作ることを考えると、学習者のことをどれだけ知っているかも大切です。同じ「N2」の学習者でも、語彙や読解力には差があります。性格や興味、これまでの学習内容なども、一人ひとり違います。
日々のレッスンで学習者と接している教師だからこそ、気づけることがあります。AIの出力を参考にしながら、目の前の学習者に合うように調整していく。今回の勉強会を通して、AIを活用するうえでも、教師自身の経験や判断が生きるのだと改めて感じました。
AIに振り回されるのではなく、「よき主人」として使いこなす。私にとって、そんなことを考える機会にもなりました。
参加者の声をご紹介!
勉強会後のアンケートでは、さまざまな感想が寄せられました。
「お話を聞いて、実際に手を動かして、大変参考になりました。自分でも作ってみる自信が生まれました。」
「AIで作成したものを鵜呑みにするのではなく、リーディングチュウ太などのツールを使い、自分で確認してレッスンで使えるか検討することも大切なことだと学びました。」
「今回ニュースを1つ作ってみて、チャットにアップしてくださった方のタスクシートと全然違うものができたことにびっくり!笑ってしまいました。」
「中級ニュースクラスを担当しているので、配信されているニュースを自分のクラス用にアレンジしたり、クラスの興味がありそうな内容で記事を最初から作ったりもしてみたいと思います。」
勉強会の終了後には、実際に作成したタスクシートを送ってくださった方や、AIを使った教材づくりの活用法についてアイデアを送ってくださった方もいらっしゃいました。
勉強会で学んだことを、その場限りで終わらせず、それぞれの現場でどう生かせるか考えてくださったことを、とてもうれしく思います。
次回の勉強会のお知らせ
次回のテーマは「子どもの日本語レッスン」。使用する教科書や、レッスンの進め方などを取り上げる予定です。
子どもに日本語を教えている方はもちろん、これから子ども向けのレッスンに携わりたい方にとっても、教材選びや授業の組み立て方を考える機会になりそうですね!
テーマ:「子どもの日本語レッスン」
日時: 2026年12月17日(木)19:30~20:20
開催時間: 50分
詳細はコトハジメニュースレターなどでもお知らせいたします。お楽しみに!
◆最新の勉強会日程について→ コチラ
※ご参加にあたってのお願い
cotoが主催する合同勉強会は、登録をしていただければ、どなたでもご参加いただける無料の勉強会です。
そのため、ご参加いただく皆さまが安心して、気持ちよく学べる場であることを大切にしています。
参加にあたっては、互いを尊重し合い、安心して対話ができる場づくりへのご協力をお願いいたします。
勉強会の趣旨にそぐわない言動を繰り返される場合や、参加ルールを守っていただけない場合、また他の参加者への迷惑行為が確認された場合には、今後のご参加をお断りすることがあります。
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