日本語教師サプリ

日本語教師のキモ!例文作成

日本語教師のキモ!例文作成 日本語のレッスンでは例文を示す機会が多々あります。経験の浅い日本語教師の中には例文の準備が苦手という方、少なくないと思います。今回は日本語教師のキモ、例文作成について考えていきます。   日本語教師はレッスン前の準備が大切! 教師が教科書だけを参考にしたり、頭の中で例文や会話文を作ったりすると、実生活では使わないような不自然な例を作ってしまうことがあります。例...

日本語音声基礎4. 日本語らしい自然な発音で話すために

日本語らしい自然な発音で話すために 日本語らしい自然な発音とはどんなものでしょうか。聞いていて、「この人の話し方は疲れるな」、「何か気になって耳に入ってこないな」と思ったことありませんか?原因はなんでしょう。 実は、正しい発音でゆっくりはっきり話せば、自然な日本語に聞こえるというわけではありません。正確な発音よりも、スピードよりも、適切なフレーズで句切れているかのほうが重要だったりします。 発音指...

日本語音声基礎 3.特殊拍

日本語音声基礎 3.特殊拍 拍の指導について 学習者の発音で「あれっ」と思ったら、、、音声学の知識を使って、目標音との違いを分析します。コミュニケーションに支障がないのなら、そのままにしておくのも一考です。ただ先日、私のクラスの学習者(英語母語話者)の宿題をチェックしていたら、「きようび、かれし と ビル を のみました。それから、らめん を たべました。」と。う〜ん、これはちょっと問題ですね・・...

若者言葉① カタカナ+「る」動詞

「ググる」「ディスる」「バズる」って知ってる? 若者言葉:カタカナ+「る」動詞リレー 晩御飯を作る気が全くしないある金曜日。娘の「ウバろうよ」というあま〜い誘惑に便乗することにしました。(ただの言い訳・・・)皆さん、この「ウバる」の意味、わかりますか?UberEatsで食事をオーダーするという意味です。 面白いなと思って、校内の先生方と「カタカナ語+る」リレーをしてみました。 約90個で出尽くした...

若者言葉② カタカナ+「い」形容詞

若者言葉「エモい」「ラグい」「チルい」って知ってる?? 若者言葉「カタカナ+い」形容詞リレー 言葉遊び@Cotoの第二弾は「カタカナ+い」形容詞です。 今回は、若者言葉「カタカナ+い」形容詞で何がどれくらい出てくるか、校内の講師の皆さんにボソッとつぶやいてもらいました。「カタカナ+る」動詞ほどの造語力はないので、どれくらい出るものかと思いましたが、新旧色々50近い言葉が出ました。   若...

日本語音声基礎 2.どうしてカタカナ語の発音は英語の発音と違うのか。

2.どうしてカタカナ語の発音は英語の発音と違うのか。   音の違い:開音節と閉音節 日本語はいつも母音(V)で終わる(CVCVCV)のに対し、英語は子音(C)で終わる言葉が多いという特徴があります。母音は声帯を振動させて音を出すのではっきり聞こえます。一方、子音は声帯を振動させませんから、「ハー」「スー」と息を出したような音となります。つまり、日本語は声の音、英語は息の音と言えます。 音...

日本語音声基礎 1.音の違い(英語母語話者が苦手な単音)

日本語音声基礎 今回は先日行った無料イベント『日本語の音声:基礎』のまとめを記事にします。 Coto Academyには英語話者が多く在籍しています。また、私たち日本人は学校教育で英語を学んできました。今回は一番比較しやすい英語の発音と比較しながら日本語の音声についてシリーズで見ていきます。 第1回:音の違い(英語母語話者が苦手な単音) 第2回:どうしてカタカナ語の発音は英語の発音と違うのか 第3...

ちょっと不思議な日本の文化 Part.1

ちょっと不思議な日本の文化 Part.1 「外見」を褒める 世界では外見を褒めるのはNG! 日本以外の国、とくにアメリカやカナダ、オーストラリアのような多民族が住む国では外見について触れることは失礼になることが多いです。移民が多い国になると、みんな違うのが当たり前ですからね。 親しくもないのに初対面で指摘したり、本人が変えようがないことについて触れたりするのはNGです。例えば、「鼻が高いですね」「...

『マンガでマスター!ステップアップ日本語会話』著者からのメッセージ:長井卓也

『マンガでマスター!ステップアップ日本語会話』著者からのメッセージ:長井卓也 『Fun&Easy』シリーズにつづくTeam-Cotoでの3冊目『マンガでマスター! ステップアップ日本語会話』が出版されました!!! 今回は著者の一人、長井卓也から皆さまにメッセージをお届けします。 ことばと文化の関係 異文化間コミュニケーションには誤解や摩擦が起こりがちです。ある場面でどんな行動をとるか、また...