日本語教育

中級をどう教えるか:初級との違いから、文型導入の方法を考える

中級をどう教えるか:初級との違いから、文型導入の方法を考える ■はじめに 日本語教師になって、まず教える学習者のレベルは初級であることが多いかと思います。それは単に初級学習者の母数がいちばん多く、必然的に教えるチャンスが開かれているから、ということもあるでしょう。また、助詞や語順、活用形など、日本語の統語的枠組みという基礎を教えられなければ何も始まらないという教師としての技術論、方法論的な一面もあ...

【日本語教師の疑問】N2なのに話せない…スピーキングが伸びない理由とは?

【日本語教師の疑問】N2なのに話せない…スピーキングが伸びない理由とは?  N2合格者なのに全然しゃべれない?! 日本語教師をしていると、学習者の資格と会話力のギャップに驚くことがあります。 例えば、「N2取得済み」の学生。 もちろん、N2を持っている学生の中には、問題なく会話ができる人もいます。 ですが一方で、「本当にN2??」と思ってしまうほど、簡単な会話でも苦戦する学生に出会うこともあります...

オンライン日本語教師はキャリアにならない? ~オンラインと対面、両方経験して感じたこと~

オンライン日本語教師はキャリアにならない?のか。 「オンライン日本語教師って、キャリアになるんですか?」 最近、日本語教育界隈で、こんな話を聞きました。 「オンライン日本語教師として働いた経験は、キャリアとして見られない」 オンライン日本語教師というと、 在宅で自由に働ける 好きな時間に働ける 場所に縛られない といったイメージを持つ方も多いかもしれません。 一方で、 収入が不安定そう 孤独そう ...

初級教科書「げんき」の文型「あいだに」の導入例と注意点

「あいだに」を導入してみよう はじめに これからの日本語教育は、タスク遂行/can-do型のカリキュラム、教授法が主流となることが確実な昨今。しかし当面は、いままで通りの文型積み上げ式を続けていくという先生方もいらっしゃるかと思います。 カリキュラムは「積み上げ式」であっても、言語の基本は「話すこと」。学ぶ楽しみを考えれば、いかに身近な場面や状況においての導入、パターン練習、応用練習を行うことは、...

「んです」の教え方のエッセンス

「んです」は、どう教えたらいいか はじめに 「私は日本人です」「私は日本人なんです」この二つの文の違いは何?と学生に聞かれたら、みなさんはどう答えていますか。 初級文法の「~んです」に苦手意識のある先生方は多いと聞きます。しかし、講師側が知識として押さえておくべきポイント、また導入時に必要な文脈への配慮さえあれば、そんなに怖がることもないのではないか、というお話を今回はしたいと思います。 「んです...

AIと日本語教育

AIと日本語教育 AIのある生活 皆さんは「AI」と聞いてどう感じますか。自分とはあまり関係のないジャンルの話ですか、それとも身近な存在ですか。 少し前までは、何か知りたいことや調べたいことがあった場合、①検索エンジンにワードや文を入れ、②出てきた結果の中から自分で気になる記事を開いて、③それらを複合的に読み解いて、④答えに辿り着いていましたよね。 それがここ数年のAIの進化と台頭(?)はすさまじ...

Coto Academyの拠点紹介~飯田橋校:Iidabashi Japanese Language School

Coto Academyの拠点紹介 飯田橋校:Iidabashi Japanese Language School ロケーションが生むさまざまな特性 Coto Academyには、飯田橋、麻布十番、横浜、渋谷、新宿(2026年5月開講予定)と、5つの拠点があります。 所在地により、学校の規模や学生・クラスの属性など、その特徴はさまざま。そこで、各校のマネージャーに10個の質問を投げかけ、その特徴を...

【日本語教師】オンライン授業で使えるアイスブレイク10選

【日本語教師】オンライン授業で使えるアイスブレイク10選― 日本語レッスンが盛り上がるアクティビティ ― 心の距離を縮めるアイスブレイク 以前の記事 【日本語教師】オンラインレッスンの難しさとは?【前編】― 現場で感じた6つのリアル ― の中で、オンライン授業には、対面よりも心理的な距離が縮めにくい側面があることに触れました。 その際に、「オンライン用のアイスブレイクもいろいろ試してきたので、機会...

【日本語教師】オンラインレッスンで私が大切にしている3つのこと【後編】

【日本語教師】オンラインレッスンで私が大切にしている3つのこと【後編】― 100人に好かれなくていい理由 ― はじめに 前編(【日本語教師】オンラインレッスンの難しさとは?【前編】― 現場で感じた6つのリアル ―)では、オンライン特有の難しさについてお話ししました。 もしかすると、「やっぱり大変そうだな」と感じた方もいるかもしれません。 それでも私は、オンラインでも教え続けています。 なぜでしょう...