新型コロナウイルス関連の語彙・表現 について

新型コロナウイルス関連の語彙・表現について

先日、なかなか興味深い話を校内の先生から聞きました。
教室で「おおっ!」と思うような質問をされたり、思いもしなかった角度から質問が来たりすると、「おー、そうきたか」と、ちょっとうれしくなります。そして、ピピっと日本語教師スイッチが入ります。
今学習者が知りたいこと、自分のことばで伝えたいことは何か。学習者目線で「わかる日本語」「伝わる日本語」を見直していきましょう。

コロナは「いる」ですか?「ある」ですか?

本題です。この先生、
学習者から『コロナは「いる」ですか?それとも「ある」ですか?』と質問されたそうです。
「胃にピロリ菌がいた」は違和感ないけれど、「東京にコロナがいる」は猛烈な違和感・・・その学生「コロナは菌じゃなくてウイルスだから??」と分析。
おーなかなか鋭い!
ウイルスは生物ではないので「いる」は使えない。これが正解。
「コロナがいる」なんて言ってしまったら、周囲に誤解を与えかねないので要注意です。

日本語学習者が知っておくと便利なコロナ関連用語

ニュースでも友人や同僚との会話の中でも多く出てくるトピックの1つです。
ちゃんと理解したい、自分の意見を述べたいという学習者は少なくないと思います。
皆さんは教室でコロナ関係、どんな言葉を紹介していますか。

自治体などでも新型コロナウイルスについて「やさしい日本語」で書かれているものがありますが、やはり語彙や表現を知らないと理解することはできません。必要ならレベル外の語彙表現であっても紹介しておくことをお勧めします。

今回は、知っておきたいコロナ関連用語をご紹介します。また、N4、N3レベルのクラスで導入した後で、実際に学習者から出てきた例文もあわせて、ご紹介します。

 

コロナ禍

例えば、よく学生からよく聞くフレーズ「コロナだから、出かけられません。」

あれっと思いませんか。

「風邪だから、出かけられません」は、「私が風邪を引いているから」という意味。「コロナだから」まあ、わからなくもないですが、正しくは「コロナが流行っているから」「コロナが怖いから」などですね。

これを「コロナ禍」と言ったら、どうでしょう。しっくりきませんか?

「コロナ禍」の「禍」は「災い」や「災難」を意味することばです。「コロナ禍」という言葉、去年の3月頃から、新聞やネット上でよく見かけるようになりました。これは「禍(か)=pandemic」という言葉を加えるだけなので、初級の学習者でも簡単で覚えやすいのではないでしょうか。

英語でもCOVID-19 pandemicという言い方があります。パンデミックは正しくは「世界的大流行」と訳されますが、意訳したら、COVID-19 pandemic=コロナ禍がしっくりきます。事の重大さもしっかり伝わるのではないでしょうか。新語なので、メディア等では「コロナ禍」ということばの使い方への慎重論もあるようですが・・・

 

感染者

これも初級のクラスでも休み時間や授業前のウォームアップなどで話題になります。日本国外への行き来がしにくい今、やはり気になっているように見受けられます。

「最近、感染者が(だんだん)増えています/減っていますね。」

 

3密

英語ではClosed spaces、Crowded places、Close contact settingsで、avoid the “Three Cs”ですが、Three Csと言われても日本人は???なので、やはり「密」は聞いて理解できるといいでしょう。

「3つの密を避けましょう。」(「避ける」はJLPTだとN3レベルの動詞)

 

ワクチンを打つ

これもここ最近非常に学習者が気になっているトピックでレッスンでもよく話題になります。ワクチンは英語だとvaccineです。日本語と英語では発音が大きく違います。「ワクチン接種を受ける(have a vaccination)」がちょっと難しいなら、「ワクチンを打つ」でOK!

「いつ、ワクチンが打てますか。」「アメリカの母は先週ワクチンを打ったと言っていました。」

 

在宅(ワーク)・リモート(ワーク)

働き方が変化して、日本で働く学習者も在宅で、リモートで仕事をする人が増えましたね。

「緊急事態宣言が出てから、ずっと在宅で仕事をしています。」「在宅ワークは楽ですが、家族がうちにいるので、会社のほうが集中できます。」

 

>>>コロナ関係の語彙表現、コトアカデミーでは英語でも紹介しております。学習者にもぜひこちらのサイトをご紹介ください。Important Coronavirus Vocabulary in Japanese

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