『日本語教え方実践コース』受講者の声
約10年3カ国での駐在経験があるHさん、独学で日本語教育能力検定試験に合格され、ここ10年はボランティアで、最近はオンラインでも日本語を教えているそうです。
受講のきっかけ
大学の公開講座などを年間を通して受講したりしていましたが、基本的には独学で学んできました。これまではボランティアやオンラインのプライベートレッスンなどで教えていたのですが、定年後は国内外のクラスで対面授業もしてみたいと思っています。クラスレッスンならではの学生同士の掛け合いやそこから生まれる化学反応を見てみたいなと。
ただ、これまでは自己流でやってきたので、クラスで教えるのであれば、一度どこかできちんと教え方の勉強しなければと思っていました。自分のこれまでの社会経験も活かしつつ、日本語教師としての仕事の幅を広げるためには実践力を身につける必要があると考え、実践力が学べる講座を探していました。
実は、私の妻も日本語教師です。日本語学校の実情や、日本語教師の仕事については妻から伝え聞いていました。昨今、学習対象は日本語学校に通う留学生だけではなく、ビジネスパーソン、帰国子女、生活者、外国人子女など多様化しています。学び方も従来型の対面レッスンに加えてオンラインレッスンなどの形態もあります。レッスンをする側も学ぶ側も適材適所があって、色々あっていいのだと思っています。Cotoのコンセプトやオープンなスタイルも自分にあっているなと思い、こちらの講座を受講することにしました。
講座を終えて
オンライン講座ということもあり、3ヶ月間自分で計画を立て、自分のペースで進めることができました。フィードバックをいただきながら丁寧にじっくり例文や教案作成に取り組め、模擬授業もしっかり行うことができたので、とてもいい勉強になりました。
今回の教案作成では基本の大切さを実感しました。フレームワークは「学習者視点」で作られた型だからこそ重要で、その基本の型があるから応用ができるんですよね。毎回フレームワークに沿って教案を作成することで、レッスンの準備するために必要なこと、流れ、時間配分など意識すべきことが明確に分かりました。今やっているボランティア・レッスンでも、時間のコントロールができるようになり、教えるときに余裕が生まれてきたように思います。
動画講座の初級日本語文法講座では、動画を見ながら自分でもノートを作って、改めて頭の中を整理することができました。動画は何度でも見返せますから、例文や教案を作る前に教える際のポイントを確認できて良かったです。例文作成では、自分の頭が硬くなっているなと感じ、柔軟性と慣れと訓練の必要性を感じました。
編集後記
今回は私が例文添削、別の講師が教案添削と模擬授業を担当しましたが、回を重ねるごとに、コツを掴んでメキメキと腕を上げる様子を見て、私たち講師もとても嬉しく感じました。なぜフレームワークがあるのか、なぜここでこのような練習をさせるのか、なぜこのような例文が学習者に刺さるのか・・・ということを常に考えながら課題に取り組むことで確実に日本語教師脳は鍛えられます。Hさんのチャレンジ精神と謙虚に前向きに学び続ける姿勢を拝見し、私たちも短い間でしたが、学ばせていただきました。Hさん、ありがとうございました!
最後に「これからも”Fun & Liberal”なブログ楽しみにしています!」と嬉しいお言葉もいただきました。受講者の皆様のフィードバックや読者の皆様からの声は私たちの原動力で
コトハジメ編集部一同、Hさんの今後のご活躍を応援しております!
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