日本語教師の先輩体験談 ＠Coto Academy（Coto歴３年、日本語教師歴１０年以上）

今回は、日本語教師歴十数年、国内外のさまざまな学校で経験を積まれてきたベテラン日本語教師のKさんにお話を伺いました。

Cotoで働く前はどちらでお仕事をされていたのですか。

Cotoで働く前は、マレーシアの日本語学校で３年弱教えていました。マレーシアの方は親日的で、日本文化に興味をもっている方が多いので、日本語教師として教えがいのある環境でした。また、安全で住環境も良く、英語も使えたので居心地もとても良かったですね。

実は以前、ベトナムでも４年間教えていたことがあるですが、そのときはとりあえず海外で経験を積む！今は修行だ！！と自分に言い聞かせながら、２校の学校を掛け持ちし、朝から晩まで働いていました。マレーシアでの生活はベトナムのときに比べると、心身ともに余裕があったのもあり、楽しかったですね。

日本語教師になりたいと思った理由の一つが海外で働くことだったので、日本語を教えるのなら海外でと思っていました。今は海外に行くのが少し難しい状況ですが、またチャンスがあれば行きたいと思っています。

Coto歴３年とのことですが、Cotoにした決め手を教えてください。

マレーシアから帰国し、Cotoで働き始めた頃はコマ数も少なく、他の学校と掛け持ちをしていました。働きはじめて半年ぐらいの時に、もう一つの学校で専任にという話もあり迷いましたが、レッスンが増え、月額固定の報酬制度に切り替えられたので、それ以来Coto１本でレッスンをしています。

cotoを選んだ最大の理由は学習者の質です。また、教えることに専念できるところも私のニーズに合っていました。留学生がいる日本語学校や専門学校では、出欠の管理、生活指導や進路指導などをしなければなりません。「遅刻しないでください」「携帯を使わないでください」「宿題をしてください」など注意したりするのは、どうも私の性には合いませんでした。

世界で日本語を勉強したい外国人は多いですが、目的は必ずしも仕事や進学のためだけではありません。日本で生活するために日本語が必要だとか、日本の文化や芸術に興味があるという方もいます。Cotoにはさまざまな目的を持った学習者がいて、日本や日本語に対するモチベーションが高い学習者が多く在籍しています。Cotoの学習者は大人の学習者が多く、日本語学習に対する姿勢が積極的で熱心なので、教えていて本当に楽しいんですよね。それがCotoを選んだ理由です。

今後もしばらくは教えるということにフォーカスしてやっていきたいと思っています。

日本語教師としての働き方に何かこだわりはありますか。

日本語学校の専任講師として働いていたこともありますが、とくに正社員・専任という働き方に強いこだわりがあるわけではありません。

今は、業務委託で個人事業主として自分のスキルを提供していくというやり方が自分に合っているなと感じています。Cotoの月額固定の報酬制度は何段階かあります。コロナの前は今よりもっと多いコマ数の設定で契約していましたが、今は少し少ない設定にしています。準備時間などを含めると、ちょうどいい量だなと思っています。自分の働き方やライフスタイルに合わせて、ちょうどいい量を見つけて、ワークライフバランスを取っていく。時間などの働き方を自分で選択できるというのはいいですね。

また、Cotoでは報酬が自分の能力と裁量次第で決まるというのも、わかりやすくていいシステムだと思っています。Cotoにおいて自分の授業は商品です。その商品は学習者に良いと思われなければ売れません。ニーズに合わなければ、学習者は当然離れていきます。それは授業の予約数やフィードバックなどで如実に表れてきますし、毎月の報酬にも反映されてきます。成果が非常にわかりやすく見えるので、厳しい一面もありますが、私は気に入っています。

全ては自分次第です。自分のペースに合わせて働けるので、長く続けやすい学校なんじゃないかなと思いますよ。

インタビューを終えて

国内外のさまざまな学校で経験を積まれてきたベテラン日本語教師のKさん、なんと私と同い年でおおいに刺激を受けました。さまざまな学校を渡り歩きながら、経験や知識を身につけ、キャリアアップしていく。自分にあった働き方を見つけていく。商品は自分で、その売り方も管理も自分のやり方次第。そういう生き方はタフな一面もあるけれど、とても強くて自由ですね。私も見習っていきたいと思いました。

みなさんもぜひ、自分に合った働き方、自分らしい働き方を見つけてみてください！

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