テーマ別 中級から学ぶ日本語
概要
- 初版:1991年 第3版:2014年
- 出版社:研究社
- 価格:¥2,530
- レベル: 初級の学習を終えた学習者〜中級
- 課:20課
- 練習問題の充実度 ★☆☆
- レイアウトの見やすさ ★★☆
- 話題の幅広さ ★☆☆
- その他:語彙リストはHPから無料でダウンロード可能(英語・中国語・韓国語・ベトナム語) 音声データもHPよりダウンロード可能 ワークブック、教え方の手引き(本文CD付き)あり
- サポートサイト:研究社HP
おすすめポイント
定番の中級の総合教科書。国内の日本語学校では最もよく使われている。レウアウトはすっきりしていて、見やすい。本文の長さは500~900字以内で初級から中級へ進んだ学習者が無理なく取り組める分量である。新出語彙・表現は770程度で活用範囲の広いものに厳選されている。このテキストの到達目標は「身近に体験する出来事や社会的な話題について自分の感想や考えが理由とともに説明できること」と、「異なる視点や考え方を持つ相手と興味・関心を持って情報や意見の交換ができること」とされている。
ここはちょっと・・・
総合教科書というものの読み書き重視。文型説明がないので、教師は教室にいる学習者にあった文を考えて文型や語彙・表現を導入する必要がある。どんな時どう使うのか、接続はどうかなど教室で教師がしっかり提示する必要がある。また、例文も練習問題も多くないので、ワークブックを併用したり、オリジナルの練習問題を使ったりする必要がある。テーマは一般的なものを扱っているが、特に面白いというわけでもないので、教室活動が短調にならないような工夫が教師に求められる。独学には向かない。
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