できる日本語

できる日本語 初級

概要

  • 初版:2011年
  • 出版社:アルク
  • 価格:各¥3,740
  • 想定学習時間:150時間
  • 課:各15課
  • シラバス:機能 シラバス一覧
  • 練習問題の充実度 ★★☆
  • イラストの量と質 ★★★
  • レイアウトの見やすさ ★★☆
  • レベル:初級(初級:上〜中級:下) O P Iの指標をもとにしている。
  • 翻訳:基本日本語で場面説明などに英語、中国語、韓国語がある。
  • その他:O P Iの指標を参考した行動目標(Can-do)を設定している。語彙訳は英語・中国語・韓国語・ベトナム語・ネパール語が版元からダウンロード可能。本冊に準拠した教師用教え方ガイド&イラストデータ他、副教材「わたしの文法ノート」「わたしのことばノート」・アプリ・ウェブサイトなどあり。シリーズに初中級・中級あり

おすすめポイント

日本語学校の現場の教師と二社の出版社(アルクと凡人社)が総力を上げて作り上げた渾身の一冊。日本語学校などで日本語を基礎からじっくり時間をかけて学べる人向き。日本語によるコミュニケーションの中でも「対話力」に重きをおき、人とつながる力を養うことをコンセプトに作られた教科書。イラストも豊富なので、学習者はどんな場面でどんな日本語を使えば良いのかイメージしやすく、場面に適した日本語が使えるようになる工夫がされている。実生活に使えるような具体的な場面設定でリアルな日本語が初級から学べるのがポイント。イラストデータ(秀逸だが高額。別売¥5,280/冊)もあるので、教師はイラスト探しに苦労することがなく、プリント作成時も加工しやすく、非常に便利。メインのテキストとして使用する学校も多いが、「みんなの日本語」と文型の提出順序が似ているので、会話練習のために「できる日本語」を「みんなの日本語」の補助教材として使用する学校もあるようだ。

ここはちょっと・・・

教材・補助教材を全て揃えると高額。機能シラバスなので使用される文法の偏りや知識不足を感じることがあるかもしれない。本冊のみの使用だと文型の練習問題がやや少ないので、他の形で補う必要がある。学習者は授業外で準拠した練習本での復習が必要。クラスで使用するのに適しており、独学で学習を進めていくのは難しい。

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