日本語文法基礎 Ⅶ.時刻・時間

日本語文法基礎 Ⅶ.時刻・時間

時刻の言い方

「時(じ)」

数字の後ろに「時(じ)」をつけます。

 

1(いち)時、2(に)時、3(さん)時、4()時、5(ご)時、6(ろく)、7(しち)時、
8(はち)時、9()時、10(じゅういち)時、11(じゅういち)時、12(じゅうに)時

 

*注意したいのは、4・7・9です。

*0時=れいじ(通常深夜を指します)

 

「分(ふん・ぷん)」

「ー時」の導入、口頭練習の後に、「ー分」を導入します。分単位は、数字の後ろに「分(ふん・ぷん)」をつけます。

 

1(いっ)ぷん、2(に)ふん、3(さん)ぷん、4(よん)ぷん、5(ご)ふん・・・
10(じゅっぷん)、30(さんじゅっぷん/はん)・・・

<例> 3:50→3じ50ぷん   8:30→8じ30ぷん / 8じはん

 

*まずは「5分・10分」の練習&口慣らしをしっかりしてください。細かい「〇分」の言い方の練習は余裕があれば、ぐらいのスタンスでOKです!ややこしいのでいっぺんに覚えようとしなくてもいいです。

*ちなみに、原則として前に「促音」と「撥音」がくると「ぷん」になります。(⇦日本語教師用の知識)

 

教え方のポイント💡

*電車の時刻など、24時間表示であらわすこともあります。

*「午前」「午後」という表現は会話ではあまり使われず、「夜の」「朝の」などが使われます。また、ときどき「7時午前」と語順を間違ったりすることもあるので注意が必要です。

*”about” と言いたい時は、時刻のあとに「ごろ」「ぐらい」をつけます。

*「会議は何時からですか」のように疑問文をつくり、QA練習、スケジュールを聞く会話練習などができるといいですね。(このタイミングで時間と場所の起点と終点を表す「〜から〜まで」を紹介するテキストが多いです)

 

時間の言い方

上記の時刻の表現に「ー間(かん)」をつけることで長さを表すことができます。

<例> 1時    one o’clock  → 1時間 one hour

 

教え方のポイント💡

* 分の場合は「ー間」をつけなくてもOK!

<例> 30分勉強する /  30分間勉強する

 

* 時間と分を両方言いたい時は、3時10分というようにhourにだけ「間」をつければOK!
<例> 2時50分  1時半(ときどき、1時半間などと間違える人がいます)

 

* このタイミングで、「何時間」「何分」に加え、「どのぐらい」を導入すると良いでしょう。
<例>「ここから日光まで何時間ぐらいかかりますか」「ここから日光までどのぐらいかかりますか」

 

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