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日本語の教え方:中級以上こそ基礎練習を!

中級以上こそ基礎練習を(日本語中級話者以上を教えるときに注意しておきたいこと) 日本語の中級レベルとは 日本語は中級に入ってからが道が長い、停滞が起こりやすい言語だと言われています。それは、語彙の多さ、文法の機能の細分化、接続の制限の多さ、など気を付けなければいけないことが急に増えるのが一因とも言えるでしょう。 そういう現実にも関わらず、中級以上になると講義式の授業になることがほとんどです。漢字や...

『NIHONGO FUN&EASY』2nd Edition 発売記念スペシャル!

『NIHONGO FUN&EASY』2nd Edition 発売記念スペシャル! 先日、10年以上にわたり好評を博してきた『NIHONGO FUN&EASY』の改訂版がついに刊行されました!!! 『NIHONGO FUN&EASY』はこの十数年の間、多くの学習者に使われてきました。多くの日本語学習者に受け入れられた背景には、「縁あって来日した外国人の皆さんに日本を楽しんでほ...

NIHONGO FUN & EASY II ってだれのもの?

NIHONGO FUN & EASY II  <Basic Grammar for Conversation> 先日、『NIHONGO FUN & EASY II <Basic Grammar for Conversation>(以下、F&E2)は誰のもの?』というワークショップを、著者のお一人でもある左先生が開催してくださいましたので、本日はそのま...

「つつ」ってどんな時、どう使う?

「つつ」ってどんな時、どう使う? 「つつ」は「ながら」とほぼ同じ意味だけど、書き言葉的。 と言ったそばから、非文が出てきてしまい「チーン」なんてこと、ありませんか。でも、先生、テキストには同じってあるから・・・。 そうなのよ、でも、ちょっと違うのよ、、、(汗) 皆さんは、こんな時どうしますか。非文を訂正する際に「これは逆説のときに、、、」みたいな文法説明をすると余計にわかりにくいので、例文で違いを...

日本語で雑談がしたい!

日本語で雑談がしたい! 昨今、雑談力がアツいですね。本や雑誌の特集などでもよく目にします。 この背景には昨今多くの職場で導入されたテレワークによるコミュニケーション不足があります。日本語教師の世界もそうですが、テレワークによってオーガニックなコミュニケーションや、カジュアルな情報共有の場が減ってしまったという新たな問題が出てきました。そこで注目を集めたのが雑談です。学習者によると、「コーヒーチャッ...

JLPT N4までの道 〜学習プランの立て方のコツ〜

JLPT N4までの道 〜学習プランの立て方のコツ〜 今日は、先日行ったN4を目指す(目指したい)学生を担当する講師向けのワークショップのまとめ記事です。今回の講師は『NIHONGO FUN&EASY』の著書の一人、そして例文トレーニングでお馴染みのMs. Hidariです。 <本日のお題> 次のようなケースの場合、皆さんはどのような学習プランを学習者に提案しますか。現在6月、今年12月に...

JLPT N3対策ってどうしてる?

JLPT N3対策ってどうしてる?(言語知識&読解編) N3レベルは日本語学習(とくに非漢字圏の学習者)が超えるべきひとつの壁となっていて、準備なしに試験に望むのは難しいです。 まず、N3を受けたいという学習者を担当することになったら、日本語能力試験(JLPT)のホームページや公式問題集をチェックし、試験の形式、試験で求められているものは何かをよく知ることが合格への第一歩です。まずはじめに学習者に...

非漢字圏の日本語学習者におすすめ 漢字テキスト5選 

非漢字圏の日本語学習者におすすめ 漢字テキスト5選 非漢字圏の日本語学習者にとって漢字は高いハードルのひとつ。漢字の面白さに気づいてハマる学習者もまれにいますが、多くの学習者はその形の難しさ、量の多さ、読み方の多さから苦手意識を持っています。「どうやって漢字の勉強をすればいいですか」「先生、いったい日本人はいくつ漢字を勉強するのですか」といった質問、よくされるのではないでしょうか。 日本語の漢字は...

おもしろい日本語のオノマトペ!

おもしろい日本語のオノマトペ! オノマトペ(onomatopée)とは自然界の音や声、物事の状態や動きなどを音で表した語です。日本語のオノマトペには擬音語と擬態語があります。日本語はオノマトペの種類が大変豊富(5,000以上)で、オノマトペなしでは日常会話がかえって不便になってしまうくらい日常的に使われています。 日本の漫画やアニメが好きで、日本語に興味を持った学習者は多くいますから、オノマトペは...