自分らしく働く【フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師】インタビュー前編

自分らしく働く【フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師】インタビュー:前編

本日はコトハジメ編集部メンバーのお二人の対談記事です。Tozawaさんはフルタイム対面レッスン講師で、Matsubaraさんは北海道在住の兼業オンラインレッスン講師、働き方も日本語教師経験も背景もまったく異なる2人です。それぞれの得意分野を活かしつつ、それぞれが持つ違いを楽しみつつ、どんどんチャレンジしてもらえたらと思っています。今後の活躍が本当に楽しみなお二人です。

 

ごあいさつ form Matsubara

「〇〇編集部」とか「△△編集室」とか、いかにも記事を書いている人たちが集まる部署の肩書を名乗ることが、私の子供の頃の夢の一つでした。

学生時代は当時住んでいた学生寮で起こった面白い出来事やイベントをネタに記事を書いたり、「話題のあの人」にインタビューをして新聞にし、勝手に掲示板に貼り付けたり…。それはまぁ~好き勝手やっていました。若気の至りというやつです。そして一部の人から「編集長」と呼ばれイイ気になっていたのでした(ちょっと黒歴史)。

そんな私もコトハジメ編集部のニューメンバーとして、これまで何本か記事を書かせていただきましたが、cotoで働く方々へのインタビューも始めさせていただくことになりました。

今回インタビューさせていただいたのは、同じコトハジメ編集部のニューメンバーであるTozawaさんです。本日はTozawaさんと私Matsubaraの自己紹介も兼ねての対談形式でお送りします。

「フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師」のおしゃべり…。働き方もキャリアも今後目指す方向も全然違う2人ですが、ぜひ最後までお付き合いください。 

 

私たちの略歴(敬称略)

Tozawa

大学院で日本語教育を学び、卒業後は日本語教師として4校勤務した経験あり。cotoは4校目で2020年から。現在は飯田橋校にてフルタイム勤務。東京都在住。

Matsubara

日本語教師1年生。cotoはオンライン教師として2023年に契約。これまで会社員として2社経験し、その後独立。現在はビジネスサポートをしている会社でメインの仕事をしている。北海道在住。


なぜ日本語教師に?:「もともと目指してはいなかったが…」

Tozawa(以下T):大学の副専攻で日本語教育を勉強していました。ただその当時は、親から「何かしら資格はとっておけ」というプレッシャーもあり、とりあえず日本語教師の資格だけはとっておいたという程度の熱量で、日本語教師になるつもりはありませんでした。

転機は大学の研修で実際に日本語を教える機会を持った時ですね。「授業をするのが意外と楽しい」「授業準備も思いのほか苦じゃない」と感じたんです。

 Matsubara(以下M):「苦に感じない」というのは、仕事選びですごく大切だと思います。

T:大学時代は国際コミュニケーションを専攻していたこともあって、自分の周りに常に海外の人たちがいたし、日本語教育の仕事は自分に合っていると実感できたので、大学院でさらに日本語教育を勉強しました。

今実際に日本語教師として働いているわけですが、職場では海外の方・日本の方と両方との接点があるので、刺激がありつつ居心地もいいなと感じています。

M:もともと目指していたわけではなかった、という点では私も同じです。

私の場合、日本語教師を仕事として選んだ理由が3つあります。

1つ目は、コロナ禍でメインの仕事が打撃を受けたことです。独立後は先方都合で一方的に契約を切られることはありましたが、コロナ禍はそれとはまた違い、経済的にも精神的にも大ダメージを受けました。収入の柱を増やし、リスクを分散する必要性を強烈に感じました。

2つ目は、雪害です。2022年の2月にかつてないほどの大雪が降りました。その日は客先での重要な仕事があったんですが、交通機関がストップ。しょうがないので雪をかき分けて死に物狂いで片道2時間歩きました。この時、在宅で完結する仕事を持たないとダメだ!と思ったんです。

3つ目は、私自身が語学の勉強が好きなので、同じく語学を学ぶ人をサポートしたいという思いがありました。

 …収入源となり、在宅で完結し、語学に関すること…はいっ!日本語教師だ!!となりました。


なぜcotoを選んだの?:「学生と対等な関係」

T:「学生さんとはお互いに学び合う対等な関係」がcotoの考え方としてありますよね。cotoの学習者は日本で暮らしている方や働いている方が多いので、学習者の方が自分より年上であったり、社会人経験が豊富であったりします。そんな方々を相手に講師として「教える人ー教えられる人」という上下関係を求められたら、しんどかったかも…。cotoでは、いわゆる「完璧な先生」は求められないし、組織風土としてトップダウンでないのが私に合っています。

M:私も同じように感じています。

学習者との対等な関係は、私もcotoを選んだ理由のひとつです。メインのお仕事でも時々海外の方との接点がありますが、どうしても上下関係になりがちです。あと、関わり合いが薄いことを残念に思っていました。もっとじっくり、そして対等な関係でサポートできたら…とちょっと寂しく感じていたんです。

T:cotoのもう一つの魅力は、働き方を選べることですね。私は今、月曜日から金曜日勤務のフルタイム・固定給で契約しています。でも、もしもっと働きたければ土曜日も働くこともできます。各々のライフステージに合わせて、働く時間数を調整できるのは理想的と言えるんじゃないでしょうか。

M:わかります。フレキシブルな働き方ができなければ、私はそもそもcotoに応募すらしなかったと思います。

 


cotoで感じるやりがいは?:「毎日面白いことが起こる」

T:ありきたりな答えかもしれませんが、やはり「先生のレッスンが楽しい」「先生のレッスンでは安心して話せる」と学習者からフィードバックをもらえるのは嬉しいですね。

M:直接言ってもらえる、直接反応があるというのは嬉しいですね。

T:それから学習者と一緒に成長できることもこの仕事のやりがいです。初級クラスを担当していた学習者としばらくたって上級クラスで再会することもあります。以前はほとんど日本語が話せなかったのに…こんなに上手になってるっ!と感激します。一緒に頑張ってよかった!と思える瞬間ですね。

M:共に歩んでいる感じですかね!学習者が成長していく姿から、自分も成長しないと!と日々勉強の必要性を感じます。私も常に何かしら勉強しています。日本語教師って勉強好きな人には向いている仕事ですよね(笑)

T:そうですね。あと、日本語教育に関する知識はもちろん、様々なバックグラウンドを持つ学生さんを相手にしているので、なにかと毎日面白いことが起きたり、新しい発見があります。習慣や考え方の違いを楽しめる人、好奇心旺盛な人にとっては本当に楽しい仕事ですね。

 

 

本日はここまで。後編は「大変だと思うこと」「レッスンでの工夫は?」「今後どうする?」だそうです。最後のタイトルは私的にはちょっとドキドキですが・・・。次回もお楽しみに!

 

コトハジメニュースレター登録しませんか?

Invalid email address
会員向けのワークショップや、日本語レッスンのヒント、
会員向けの求人情報など様々な情報をニュースレターでお届けしています。

Customer Reviews

5
0%
4
0%
3
0%
2
0%
1
0%
0
0%

    Leave a Reply

    Your email address will not be published. Required fields are marked *

    You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

    Thanks for submitting your comment!