日本語教師の先輩体験談 @Coto Academy(Coto歴20年)

日本語教師の先輩体験談 @Coto Academy(Coto歴20年)

今回は、日韓ワールドカップ⚽️のときにCotoで日本語教師になったというレジェンド講師のF先生にお話を伺いました。F先生の担当する学習者には、10年以上レッスンを継続されている方がいるとか。これはなかなかないことですね。

Cotoで日本語教師になったきっかけ

もともと人に何かを教えることが好きで、大学卒業後は塾で働いていました。数年後、祖父母の介護のためフルタイムの仕事を辞め、家事手伝いをしていたのですが、この時期に何か勉強しておきたいと思い、学生の時から頭の片隅にあった日本語教師を目指すことにしました。

私は、420時間の日本語教師養成講座を受講して日本語教師の資格を得ました。養成講座を受けた日本語学校でも教員を募集していたのですが、そこは留学生のための学校でした。学生の生活のサポートまでしていくというのは自分が求めている日本語教師の働き方とは違うなと感じ、生活者のための日本語を教えているCotoの前身、いいだばし日本語学院に応募することにしました。そのときの面接官が代表の由紀子さんで、「〜そうです」の模擬授業をしたのをよく覚えています。笑

 

Coto一筋、20年!

Cotoでは、この20年間パートタイムで働いています。この間に結婚し、出産もしているので、お休みしていた時期もあります。日本語教師になりたての頃に出産し、子育てをしながら慣れない日本語教師の仕事をしていたので、一人前になるまでにずいぶん時間がかかったように思います。

私の場合、子育てもありましたが、性格的にも数をこなせるタイプではありません。ここまで長く続けてこられたのは、自分でコントロールできる範囲でお仕事ができたからではないかと思っています。

次男を出産したあとは、半年で仕事に復帰しました。その当時担当していたレッスンは1ヶ月に10コマほど。今は週3回、対面とオンラインでレッスンをしています。オンラインだと子どもが学校に行っている間に自宅でレッスンができるので、時間を有効に使えていいですね。自宅で仕事をすることで、子供を預ける時間が短くなったり、子どものケアがしやすくなったりするので、お子さんが小さい方にはオンライン講師という働き方はメリットが大きいと思います。育児中でもお仕事を続ける選択肢が広がったのは素晴らしいことですね。

 

日本語教師の仕事の魅力は?

飽きないところです。

学習者はもちろん、学習レベルも使用するテキストも毎回異なりますし、学習ニーズも人それぞれです。いまだに新しいクラスに入る時はドキドキします。

また、仕事を通じて色々なことが学べるのもいいですね。私自身、より深く日本語について知りたくなっただけでなく、英語などほかの言語、JLPTなどの試験対策、日本語業界について、日本に住んでいる外国人のお子さんの日本語教育について等、今も興味の対象がどんどん広がっています。そういった知的好奇心が満たされるだけでなく、学んだことは何かに生かされ、また違う道につながっていくというのも日本語教師の魅力のひとつなのではないでしょうか。

それから、学習者との出会いも私の人生を豊かにしてくれています。色々な経験をしている様々な国の、幅広い年齢層の学習者から聞く話はとても刺激的で楽しいです。

日本語教師の仕事は本当に幅広く、奥深く、面白い仕事です。今後一生飽きることはないと思います。まだまだやり切った感はないので、これからも細く長く続けていきたいと思っています。将来、海外で働くのが私の夢なのでまだまだ続けていきますよ〜。

 

この20年続けていること

日本語教師になって20年間ずっと続けているのが「レッスンノート」です。担当する全てのクラスでノートを作り、毎回つけています。

このノートは、自分の中で授業のイメージを最初から最後まで持つためのイメトレ用です。毎回、これで例文、語彙、練習や活動など一連の流れをざっとさらっておきます。

私は準備不足のためにレッスンで失敗して、帰りの電車で凹んで帰るというのがイヤなので、準備は念入りにしたいタイプです。「宿題を伝えるのを忘れた〜」「こっちの例文を言えばよかった」といった抜けを極力避けるために欠かせない習慣になっています。また、レッスンで盛り上がったネタ、気づいたこと、質問されたこと、間違いなどを書き溜めたりもしています。これは日本語教師でいる限りずっと続けていくつもりです。

 

最後に、Cotoで働きたい方へ、働いている方に一言!

いつか代表の由紀子さんが「いろんな先生がいるのがCotoの武器」とおっしゃっていました。その言葉が印象的で、ずっと私の心に残っています。

今は色々な働き方が選択できる時代です。日本語教師の働き方は本当にさまざまなパターンがあり、活躍するフィールドも広がっています。対面でもオンラインでもレッスンができますし、時間帯も量も自分のライフスタイルにあわせて調整・選択できます。

日本語教師の仕事は、チャレンジしたい気持ちさえあれば、ずっとチャレンジしつづけることができる仕事です。自分にはちょっと難しいな、ハードルが高いかも、と感じることもあるでしょう、でも、迷ったときはやってみる!そして、目の前にある仕事をひとつひとつ丁寧にする!! そうすれば、次につながる何かが必ず得られると思います。皆さんも自分らしい働き方、見つけられるといいですね。

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