日本語教師サプリ

JLPT N3までの道

JLPT N3までの道 先日「N3合格への道」と題して、中級レベルのテストに挑む心構え、学習計画の立て方、対策本の紹介などについて勉強会を行いました。私もつい先日、ゼロ初級の学生に言われました。「帰化申請したいけど、2年でN3レベルまでいけるか」と。まあ2年間毎日学校に来て勉強できるならね…という感じですが、いやあ、フルタイムで働きながらというのは非常に厳しいっす。このように、ある日突然の学習者か...

レッスン準備のコツ:語彙編

レッスン準備のコツ:語彙編 レッスン準備って導入の場面を考えたり、例文考えたり、練習考えたり…とまあ盛りだくさん。私も毎日試行錯誤の連続です。 実は私、日本語教師を始めて5年経とうとしているのですが、「準備大変だな…」「休日返上かぁ…」と思いながらレッスン準備をすることがちょいちょいあります。気持ちがノッてきて楽しいと思うこともありますが、「もう少し手っ取り早い準備の方法ってないのかなぁ」と、とき...

日本語レッスンで英語をどう使う?【後編】

日本語レッスンで英語をどう使う?【後編】 1月後半のMs.Hidariの勉強会は「日本語レッスンで英語をどう使う?」でした。基本、cotoのレッスンは基本「直接法」で行います。が、実際のクラス(英語圏の学習車のクラス)運営では、最小限の媒介語(英単語)を用いたほうが有効な場合もあります。今回は、Ms.Hidariが英語(英単語)での指示や使用場面、文法用語などなどを紹介してくださいましたので、そち...

日本語レッスンで英語をどう使う?【前編】

日本語レッスンで英語をどう使う?【前編】 1月後半のMs.Hidariの勉強会は「日本語レッスンで英語をどう使う?」でした。基本、cotoのレッスンは「直接法」で行います。が、実際のクラス運営では、最小限の英語(英単語)を用いたほうが有効な場合もあります。今回は、Ms.Hidariが有効な英語での指示や使用場面、文法用語などなどを紹介してくださいましたので、そちらの様子をシェアします。 「日本語レ...

すみません vs Sorry

すみません vs Sorry 学習者(とりわけ英語圏)が授業中に言いよどんだとき(「この文を読んでください」とこちらが指示を与えた場合など)、「すみません、すみません」を連発するのがずっと気になっていました。 英語の「Sorry」を直訳して言っていることはわかります。が、なぜそこまで謝る必要があるのか、習い始めたばかりのひらがな表記なのだから、小さすぎるフリガナなのだから、ましてや新しい言語を習っ...

レベル差のあるクラスのハンドリング

レベル差のあるクラスのハンドリング 「クラス内で日本語力に差が大きくて、どう授業を進めればいいのか困っている」「レベル差が激しくて教えにくい」「できる学習者がつまらなそう」「口が重い学習者がいて、なかなか授業が進まない…」「どのレベルの学習者に合わせればいいのでしょうか」・・・ このような質問を講師から受けることが多々あります。これといった正解はないかもしれませんが、皆さんは自分ならこうするという...

日本語レッスンの準備時間はどのくらいかけるべき?

日本語レッスンの準備時間はどのくらいかけるべき? よく「日本語レッスンの準備時間はどのくらいかけるべきですか」という質問を新人の講師から受けることが度々あります。 う〜ん。正直、答えに窮します。 なぜかというと、私自身はあまり考えたことがなかったから。準備に時間を惜しむという発想も、わりに合わないと思うこともなかったからかもしれません。 私が新人だったころ(20年もの前の話ですが…)は教える時間の...

新出語彙の導入(「初級日本語 げんき」編)

新出語彙の導入(初級日本語 げんきVer.) Cotoでは初級のメインテキストは「げんき」を使用しています。先日、何人かの講師から「語彙の導入に悩んでいる、飽きさせずにやる方法はないか」というご質問をいただきました。 皆様は日頃、どのように語彙導入をしているのでしょうか。「げんき」の語彙のボリュームは多く(60個弱/課)、Cotoではそのすべての語彙を初回でいっぺんに導入します。「あれを飽きさせず...

学生との向き合い方に生かすコーチング

学生との向き合い方に生かすコーチング 先日「学生との向き合い方に生かすコーチング」と題した勉強会が行われました。 いつも勉強会を主催してくださるHidariさんがインタビュアー、コトハジメ編集長でもありベテラン日本語教師のWatanabeさんが司会、そしてわたくしMatsubaraがなんとゲストに!…大変恐縮でございます。 勉強会は事前に教師の方々からいただいていた以下の質問に答える形で進められま...