日本語教師サプリ

日本語レッスンで英語をどう使う?【前編】

日本語レッスンで英語をどう使う?【前編】 1月後半のMs.Hidariの勉強会は「日本語レッスンで英語をどう使う?」でした。基本、cotoのレッスンは「直接法」で行います。が、実際のクラス運営では、最小限の英語(英単語)を用いたほうが有効な場合もあります。今回は、Ms.Hidariが有効な英語での指示や使用場面、文法用語などなどを紹介してくださいましたので、そちらの様子をシェアします。 「日本語レ...

すみません vs Sorry

すみません vs Sorry 学習者(とりわけ英語圏)が授業中に言いよどんだとき(「この文を読んでください」とこちらが指示を与えた場合など)、「すみません、すみません」を連発するのがずっと気になっていました。 英語の「Sorry」を直訳して言っていることはわかります。が、なぜそこまで謝る必要があるのか、習い始めたばかりのひらがな表記なのだから、小さすぎるフリガナなのだから、ましてや新しい言語を習っ...

レベル差のあるクラスのハンドリング

レベル差のあるクラスのハンドリング 「クラス内で日本語力に差が大きくて、どう授業を進めればいいのか困っている」「レベル差が激しくて教えにくい」「できる学習者がつまらなそう」「口が重い学習者がいて、なかなか授業が進まない…」「どのレベルの学習者に合わせればいいのでしょうか」・・・ このような質問を講師から受けることが多々あります。これといった正解はないかもしれませんが、皆さんは自分ならこうするという...

日本語レッスンの準備時間はどのくらいかけるべき?

日本語レッスンの準備時間はどのくらいかけるべき? よく「日本語レッスンの準備時間はどのくらいかけるべきですか」という質問を新人の講師から受けることがあります。 正直、答えに窮します。 なぜかというと、私自身はあまり考えたことがなかったから。準備に時間を惜しむという発想も、わりに合わないと思うこともなかったからかもしれません。 私が新人だったころ(20年もの前の話ですが…)は教える時間の3倍、ときに...

新出語彙の導入(「初級日本語 げんき」編)

新出語彙の導入(初級日本語 げんきVer.) Cotoでは初級のメインテキストは「げんき」を使用しています。先日、何人かの講師から「語彙の導入に悩んでいる、飽きさせずにやる方法はないか」というご質問をいただきました。 皆様は日頃、どのように語彙導入をしているのでしょうか。「げんき」の語彙のボリュームは多く(60個弱/課)、Cotoではそのすべての語彙を初回でいっぺんに導入します。「あれを飽きさせず...

学生との向き合い方に生かすコーチング

学生との向き合い方に生かすコーチング 先日「学生との向き合い方に生かすコーチング」と題した勉強会が行われました。 いつも勉強会を主催してくださるHidariさんがインタビュアー、コトハジメ編集長でもありベテラン日本語教師のWatanabeさんが司会、そしてわたくしMatsubaraがなんとゲストに!…大変恐縮でございます。 勉強会は事前に教師の方々からいただいていた以下の質問に答える形で進められま...

あたらめて考える「ほめる」ことの大切さ&注意点

あたらめて考える「ほめる」ことの大切さ&注意点 数ヶ月前になりますが、cotoの全体会がオンラインで開催されました。全体会の後半、懇親会の部で「ほめるを考えてみよう」をテーマにグループディスカッションが行われました。今回は、この懇親会の当日の活動と参加者の声をご紹介したいと思います。 あなたは、ほめるのが得意?苦手? まずファシリテーターから「あなたはほめるのが得意ですか?苦手ですか?」(学生にで...

自分らしく働く【フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師】インタビュー後編

自分らしく働く【フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師】インタビュー:後編 本日はコトハジメ編集部メンバーのお二人の対談記事の後編です。前編をご覧になっていない方はぜひこちらをご覧ください。 大変だと思うことは? Tozawa(以下T):大変なのは、やはり授業準備ですね。今は、日本語ゼロスタートレベルからビジネスレベルまで担当しています。特に上級クラスを教えるとなると、日本語ネイテ...

自分らしく働く【フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師】インタビュー前編

自分らしく働く【フルタイム対面レッスン教師×兼業オンラインレッスン教師】インタビュー:前編 本日はコトハジメ編集部メンバーのお二人の対談記事です。Tozawaさんはフルタイム対面レッスン講師で、Matsubaraさんは北海道在住の兼業オンラインレッスン講師、働き方も日本語教師経験も背景もまったく異なる2人です。それぞれの得意分野を活かしつつ、それぞれが持つ違いを楽しみつつ、どんどんチャレンジしても...