「あいだに」を導入してみよう はじめに これからの日本語教育は、タスク遂行/can-do型のカリキュラム、教授法が主流となることが確実な昨今。しかし当面は、いままで通りの文型積み上げ式を続けていくという先生方もいらっしゃるかと思います。 カリキュラムは「積み上げ式」であっても、言語の基本は「話すこと」。学ぶ楽しみを考えれば、いかに身近な場面や状況においての導入、パターン練習、応用練習を行うことは、...
「んです」は、どう教えたらいいか はじめに 「私は日本人です」「私は日本人なんです」この二つの文の違いは何?と学生に聞かれたら、みなさんはどう答えていますか。 初級文法の「~んです」に苦手意識のある先生方は多いと聞きます。しかし、講師側が知識として押さえておくべきポイント、また導入時に必要な文脈への配慮さえあれば、そんなに怖がることもないのではないか、というお話を今回はしたいと思います。 「んです...
実は難易度が高い:初級文法「~たり、~たり」 はじめに 「たり、たり」は日本語では日常的に使用頻度の高い文型の一つです。 例) ①休みの日は、たいていジムに行ったり、散歩したり、のんびりすごすことが多い。 ② A:日本のお正月って何するの? B:おせちを食べたり、近くの神社に初詣に行ったり、テレビをみたり…かなあ。 ③今日は子どもの行事で学校とうちを行ったり来たり忙しかった。 上記の例文にもあるよ...
【スポット講師であれば、どなたでも参加OK】オンライン勉強会:教案作成のコツ(導入編)のご報告と次回予告 初心にかえる心地よさ Cotoでは定期的に毎月数回、内部の講師向けにオンライン(Zoom)にて勉強会を開催しておりますが、2025年1月から一部の勉強会の参加枠をスポット講師(※)の皆様方にも拡大しています。 ※スポット講師とは・・・Cotoの業務委託講師として、主に企業派遣レッスン(対面また...
誰がするのか(行為の主体は誰か):学生の質問から講師は成長できる、の巻 教えるヒントはいつも学生から 日本語教師になってまだ2年ほど、日本語能力試験N4対策で、受身・使役・使役受身を教えていたときのことです。 「先生、これ、誰がしますか?(行為の主体は、誰ですか)」 ああ、そうか。使役や受身になると、行為の主体が分からなくなるのか…その質問を聞いて、ハッとしました。 そしてまた、受身や使役に限らず...
「導入」をサボるとどうなるのか?「~ましょうか」「~ませんか」を例に 「導入は大事」だというが 他の先生のレッスンを見学させていただいて、いつも勉強になるのは「文型の導入」。 どんなシチュエーション設定?学生からどんな発言を引き出そうとしている?どのように文型に持っていく?など考えながら見学しています。先生方の個性が出るので、ちょっとワクワクしちゃいます。 導入はとても...
文型導入時によく聞かれる質問:「意向形+ と 思っています」の場合 はじめに 「意向形+ と 思っています」を導入した際、よく聞かれる質問があります。それは、 「行こうと思っています」と「行くと思います」の違いは何ですか? というものです。 みなさんなら何と答えるでしょうか。 この違いを説明するには、いくつか整理すべき文法ポイントがあり、すぐに答えるのが難しい質問です。が、学習者は、初級後半(N4...
誤用訂正のコツ:語彙編 まずは以下の会話文をご覧ください。 <場面> 会社で、ある商品のコピー(宣伝文句)について、アイデアを求められた。 Aさん→中級日本語学習者 Bさん→日本人 ※AさんとBさんは同僚である。 A:Bさん、なにかいいコピー思いつきませんか。文字数このぐらいで。 B:う~ん、そうだなあ。✕✕✕ってのはどうでしょう? A:なるほど。いいですね、それ活用します! 上記の...
ゼロ初級者からよく聞かれる質問:生活でよく耳にする表現について 今、その質問? cotoの学習者は、日本での「生活者」であることが多く、日常生活でよく耳にする言葉、目にする文字の意味などを、質問されることがよくあります。そしてそれは往々にして、今やっている授業の内容とは直接関係のない質問であることが多く、プライベートレッスンであれば、どこまでも学生に付き合うことはできますが、グループレッスンの場合...