日本語文法初級

日本語の助数詞はおもしろい!

日本語の助数詞はおもしろい! 今日は存在文の導入の前に助数詞をしました。日本語の助数詞はたーくさんあって大変ですよね。約500種類も助数詞が存在するとも言われています。 たとえば、魚の場合、生きているものは「匹」、水揚げされて取引されるものは「本」、 頭と背骨を落とした半身の、さらに半分は「丁」で、ころと呼ばれるブロック状の肉片を小さく切り分けると「さく」になるそうです。さらに刺身や鮨 (すし) ...

「〜なさそう」と「〜そうもない」は同じ?違う??

「〜なさそう」と「〜そうもない」は同じ?違う?? 以前、校内の先生からあった文法の質問です。 A「今日雨降るのかな?」B「降らなさそうだよ。」A「じゃ、傘持っていかなくてもいっか。」 この会話、私には自然に感じられ、何も考えずに使っていました。でも、N3文法の例文で「(この様子だと)雨は降りそうもない」というのを見つけたとき、違和感が・・・。学習者に教える時は「〜なさそうだ」ではなくて「〜そうもな...

「大きい」と「大きな」の違いって?

「大きい」と「大きな」の違いって? 「大きい」と「大きな」違い① 品詞 「大きい」は形容詞・・・「大きい家」「大きい」「大きくなる」「大きかった」 *形容詞なので上の例のように活用します。 「大きな」は連体詞・・・「大きな家」「大きな衝撃を受けた」 *活用のない自立語で名詞の前にのみつきます。 ちなみに、国語文法でいう連体詞には「この」「あらゆる」「大きな」「いろんな」「おかしな」などがあります。...

「のに」と「けど」の使い分け

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「ていく」と「てくる」の違い

「ていく」と「てくる」の違い 「ていく」は「てくる」はどちらも移動の方向を表したり、時間の変化を表したりします。 「ていく」「てくる」のポイントは話し手の視点です。物事が話し手の方に向かってくるのか、話し手から遠ざかるのかというように、話し手を中心とした表現であると言えます。 それでは、さっそく「ていく」と「てくる」の違いを例文と一緒に見ていきましょう。   「ていく」と「てくる」の用法...

「ておく」と「てある」の使い分け

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「ている」と「てある」の使い分け

「ている」と「てある」の使い分け   質問:「そこ、気をつけて、グラスが割れ(てある・ている)から・・・」 「ている」「てある」のどちらを使いますか。それはなぜですか? 「窓が開いている」「窓が開けてある」のように「〜ている」と「〜てある」は学習者にとって混同しやすい表現です。定着もなかなかしませんので、時間をかけて理解し、覚えてもらう必要があります。 「〜ている」も「〜てある」も結果の...

「~ので」と「~から」は同じですか。

「~ので」と「~から」は同じですか。   よく学習者からこのような質問をされます。 「電車が遅れたので、遅刻しました」と 「電車が遅れたから、遅刻しました」は同じですか? 多くのテキストは「ますform+から」を最初に扱っています。しばらくして、普通形を習ったあと「普通形+ので」を紹介するというのが一般的ですね。すると、「~ので」も「~から」も同じじゃないんですか?どこが違うの??となり...