英語由来以外のカタカナ語 先日、上級クラスでニュース記事を読んでいたときに「カルテ」という言葉が出てきて、英語由来以外のカタカナ語の話で盛り上がりました。たまたまそのクラスはフランス、ドイツ、イギリス、ポーランドなどの学生が多かったので、ちょっと広げて(いや、脱線か)みました。 私たちも英語由来のことばだと思って英語話者相手に使ったら「あら、通じない!?」なんてこと、ありますよね。実は英語由来以外...
現役日本語教師に聞いた!面接&模擬授業で押さえておきたい5つのポイント 私たち現役日本語教師も他の講師による授業見学などがありますが、他の講師の前で授業をするのは何年たっても、何回やっても緊張するものです。ましてや採用時の模擬授業です。模擬授業は本当の学習者の前でレッスンをするわけではないので、リアルなリアクションが感じられず、正直とってもやりにくい特殊な状況です。緊張するのも、やりにくいのも当た...
夫婦の呼び方&呼ばれ方 「夫」「主人」「旦那」・・・ とっても悩ましい夫婦の呼称 配偶者である男性の呼び方はいろいろありますが、日本では若い世代を中心に「夫」と呼ぶ人が増えていると言います。女性の社会進出が進み、主人という言葉は時代にそぐわなくなったからでしょう。 現在、自分自身が配偶者のことを呼ぶとき「夫」「妻」でニュートラルな呼び方が広まりつつありますが、「夫だとかたい感じがする」「どうもしっ...
日本語ってどんな言語? 学習者の母語ではじめに提示するのもよし、小出しに紹介していくのもよし。学習者ならどこかのタイミングで知りたいであろう日本語の特徴。日本語教師はもちろん、外国人のお友達がいる方も知っておくと便利な日本語の特徴を4つにまとめてみました。 1.助詞が重要 <例文>スミスさんは すしを 食べました。 日本語の基本語順はSOVです。主語(スミスさんは)・目的語(すしを)・動詞(食べま...
日本語の助数詞はおもしろい! 今日は存在文の導入の前に助数詞をしました。日本語の助数詞はたーくさんあって大変ですよね。約500種類も助数詞が存在するとも言われています。 たとえば、魚の場合、生きているものは「匹」、水揚げされて取引されるものは「本」、 頭と背骨を落とした半身の、さらに半分は「丁」で、ころと呼ばれるブロック状の肉片を小さく切り分けると「さく」になるそうです。さらに刺身や鮨 (すし) ...
英語だと思っていたら違ってた・・・和製英語(後編) 和製英語をリストアップしはじめたら、スポーツ、医療、職業など幅広いジャンルでたくさんあり大変なことになってきました。いやあ、キリがない。外来語まで含めたカタカナ語と言ったら、もう膨大で数えられません。 カタカナ語の使用については「カタカナ語の氾濫」「日本語の乱れ」「伝わらない」など否定的な意見も多々ありますが、、、そんなことはお構いなしにカタカナ...
英語だと思っていたら違ってた・・・和製英語(前編) 英語だと思って、外国人に言ったら、外国で使ったら「あれ〜、通じないーっ!!!違うの〜(泣)」なんて経験ありませんか。私自身、アメリカで子どもたちの文房具を買い揃えるときにリストを見て軽くパニックになったことが・・・。 日本人は昔から外来語を上手に日本語に取り入れてきました。今回は英語の言葉を中心に取り上げますが、カタカナだからといって全てが英語由...
日本語教師のキモ!例文作成 日本語のレッスンでは例文を示す機会が多々あります。経験の浅い日本語教師の中には例文の準備が苦手という方、少なくないと思います。今回は日本語教師のキモ、例文作成について考えていきます。 日本語教師はレッスン前の準備が大切! 教師が教科書だけを参考にしたり、頭の中で例文や会話文を作ったりすると、実生活では使わないような不自然な例を作ってしまうことがあります。例...
日本語らしい自然な発音で話すために 日本語らしい自然な発音とはどんなものでしょうか。聞いていて、「この人の話し方は疲れるな」、「何か気になって耳に入ってこないな」と思ったことありませんか?原因はなんでしょう。 実は、正しい発音でゆっくりはっきり話せば、自然な日本語に聞こえるというわけではありません。正確な発音よりも、スピードよりも、適切なフレーズで句切れているかのほうが重要だったりします。 発音指...