日本語語彙表現:困ったときのオノマトペ ~病院編~ 新オノマトペ&定番オノマトペ 「うわぁぁぁ~このワンちゃん、モフモフがすぎるっ!」「かわいいぃぃぃぃ!この猫様モフモフしたい!」 ペット系の動画を見ると、これらのコメントで溢れていますね。他にも「パヤパヤ」「ポヨポヨ」「ミュンミュン」など、見慣れないのになんとな〜く意味が分かってしまうオノマトペで溢れています。 文化庁から発表された国語に関する世...
ご近所さんだけどちょっと違う?日本と台湾のビジネス面での文化の違い 日本にとって身近な台湾だけど… 台湾と聞いたら、どんなイメージが浮かびますか? 日本から近い、食べ物がおいしい… ここ数年、日本でも台湾という文字を見る機会が増えましたよね。 日本人にとっては身近な台湾ですが、ビジネスの文化となるとちょっと違いがあるようです。 今日は、私の台湾の友人からヒアリングした、日本のビジネス文化で違いを感...
中級以上こそ基礎練習を(日本語中級話者以上を教えるときに注意しておきたいこと) 日本語の中級レベルとは 日本語は中級に入ってからが道が長い、停滞が起こりやすい言語だと言われています。それは、語彙の多さ、文法の機能の細分化、接続の制限の多さ、など気を付けなければいけないことが急に増えるのが一因とも言えるでしょう。 そういう現実にも関わらず、中級以上になると講義式の授業になることがほとんどです。漢字や...
1 日本語学習における母語の影響を考える~中国語母語話者編~ 1.1同じ母語の学習者の共通の間違いってあるよね? 「有名の人」 「ほうかの人に聞いてみます。」 「とでもありがとうございます。」 これは私の学生さんたちの発言例です。 皆さんの学生さんにも、こういった誤用をする学生さんはいませんか? 誤用の中には、「あれ、前にも同じ母語の学習者さんが間違えてたな…」というような、特定の言語の母語話者に...
動画メディアによって見えてきた、日本語文型「~ていく」の機能!? いま使われている言葉を注視する 私は言葉の移り変わりを観察するのが好きです。いいとか悪いとか、正しいとか正しくないとかを見るのではなく、語彙にしても文法、文型にしても、「お、なんだこの使い方、新しい~☆彡」と気づくことに喜びを見出しています。そのような意味でも、YoutubeやInstagramは、新しい表現の宝庫です(今のところ、...
【検証】ChatGPTを使って教案を作ってみた AIよ…私の代わりに教案作ってくれんか… 先日「ChatGPT-4o、語学の先生になれるか使ってみた」と題して、Cotoフォーラム主催の勉強会が開催されました。私からは以前書かせていただいたコチラの記事(【検証】Chat GPTで会話練習できるんなら、先生いらない?? – 日本語教師応援サイト コトハジメcotohajime )を踏まえ、ChatGP...
聞かれたらこう答える:「は」と「が」の違い ■突然くるから怖い質問 学生に「突然聞かれたら困る質問」第一位(coto調べ)に君臨する「は」と「が」の違い。とりわけこの質問は初級の学習者から聞かれることが多いのではないでしょうか。授業の流れを止めず、初級レベルでも、媒介語なしでも、わかりやすく簡潔に答えられる方法(first-aid)について考えてみました。 ■まずはこれだけ 「は」も「が」も、それ...
日本語教師のアンガーマネジメント ~「言い過ぎた…」を防ぐために~ 日本語教師に必要な資質は「忍耐」!? 以前、私は尊敬する日本語教師の先輩に「良い日本語教師の資質って何だと思いますか?」と質問をしたことがあります。即答されました。「忍耐ですね」と。 忍耐…patience…。たしかに日本語教師には粘り強さ・我慢強さが求められるかもしれません。 「何度も同じことを説明しているのに、なかなか理解して...
終助詞「よ」が気になる「よ」! 「よ」「よ」「よ」って何回言うの~ 今日は、私が最近気になっている表現について、ちょっとお話ししたいと思います。それは終助詞の「よ」について。もともとはYoutube界隈の、Youtuber用語だと思うのですが、「新しい××食べるよ」「新しくできた××、行くよ」「いま注目の××するよ」etc…ビデオの中には「よ」「よ」「よ」のオンパレード。 例えば簡単・...