初級日本語 げんき Ⅰ&Ⅱ
概要
- 初版:1999年 → 2版:2011年 → 3版:2020年
- 出版社:Japan Times
- 価格:各¥3,600+tax
- レベル:ⅠN5(CEFR A1) レベル相当・ⅡN4(CEFR A2) レベル相当
- 想定学習時間:1課9時間、23課で合計200時間
- 課:Ⅰ(12課)・Ⅱ(11課)
- シラバス:構造
- 練習問題の充実度 ★★☆
- イラストの量と質 ★★★
- レイアウトの見やすさ ★★☆
- その他:各課のはじめのページに目標(Can-do)が書かれている。文法・語彙表現の英訳あり。CD付き(音声はアプリでも配信されている)。Kindle版、オンライン版あり。補助教材にワークブック、教師用指導書、絵カード(イラストデータ)がある。教科書に準拠した練習アプリ(単語・漢字・文型)あり
- サポートサイト:げんきオンライン
文型&語彙リスト
文型・語彙リスト(文型・動詞・形容詞・助詞)はこちら
おすすめポイント
初級の総合教科書で補助教材(デジタル教材、オンライン教材)が充実している。日本国内はもちろん英語圏でのシェアも高く、北米では有名大学でも多く利用されている。Coto Academyでも主教材として使っている。
テーマに関する補足的な英語のコラム、巻末には使える表現の追加、整理などがある。ほぼすべての文に英訳があり、文法などの説明もすべて英語で書かれているので、週に数回しかレッスンができない人や、自分で学びたい人にも便利。音声教材も充実していて、会話のスピードも自然な日本語に近いので、生の日本語にふれる機会の少ない学習者にとってはメリットあり。
イラストを多用した練習、ペアワークやグループワーク形式のロールプレイやゲームなどのアクティビティも充実していて、楽しく活発な教室活動を行うことができる。日常に即した語彙・表現が豊富が取り上げられているので、会話力を中心に楽しく学びたい人におすすめ。どの課も「会話と文法」「読み書き」のセクションに分かれている。各課に2つか3つ、全二巻で計60の会話が載せられている。
ここはちょっと・・・
会話でよく使われる文型に絞って提示されているため、提出文型は若干少なめ。J L P Tなどを受ける場合は、別途対策本などで語彙・表現を学ぶ必要がある。英語以外の訳がないため、英語圏以外の学習者には不向き。大学生が良く使う場面や語彙・表現が多く、敬語など待遇表現の練習問題も対先生が多いため、ビジネスパーソンには物足りなく感じるかもしれない。
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