日本語教師の先輩体験談~オンラインレッスンスクール ケース②~

日本語教師の先輩体験談~オンラインレッスンスクールで教える~

日本語教師向けの求人サイトを見ると、オンラインレッスンスクールの募集も増えてきましたね。今日お話を伺ったIさんは、比較的実績のある国内のスクールで教えていたそうです。

日本語オンラインレッスンをはじめたきっかけ

はじめたのは2016年3月です。当時留学生向けの日本語学校で常勤講師として忙しく働いていましたが、将来的に自分の生活スタイルの変化に合わせて仕事が続けられる準備をしておこうと思い、オンラインで教えられるスクールを探しました。

日本語オンラインレッスンスクールの講師として働く

私がお世話になったのは国内のスクールです。

レッスンの入り方には2種類あります。一つ目は、講師が空きスケジュールをサイト上でオープンにしておいて、学習者の予約を待つというスタイル。オンライン英会話を受講した経験がある方はイメージしやすいのではないでしょうか。もう一つは運営側が決めた学習者さんとのレギュラーレッスンです。

私は平日夜のみでしたのであまりコマ数が多くなく、大体前者のスタイルで週2時間くらい、後者のスタイルで週3時間くらいのレッスンを担当させてもらいました。いずれもSkypeを使用したプライベートレッスンで、ビジネスパーソンが中心でした。学習者さんは社内での昇格のためにかなり真剣に勉強される方、仕事には必要ないが会社の福利厚生で学費が会社もちなので趣味的に受講される方などいろいろでした。

オンラインレッスンスクールで日本語を教えて良かったこと

一番良かったのは当初の目的どおり、オンラインレッスンという自分にとっては新しい働き方、それに必要なツールの使い方、レッスンの仕方を学べたことです。

レッスンの幅が広がったことも良かったです。留学生向けの学校では完全直接法で教えていましたが、オンラインレッスンでは、特に初級の場合は適宜媒介語を使用したほうが効果的なことがあります。英語や中国語で説明するとなるといかに端的にわかりやすく説明するか、自分にとってとても勉強になりました。テキストも留学生向けの学校ではあまり使わないテキストを知ることができ、とても新鮮でした。

オンラインレッスンスクールで日本語を教えて大変だったこと

個人的には大変だったことはありません。私の目的が完全に自分のスキルアップであり、それが達成されたからです。また、レギュラーで担当した学習者さんが皆さんとても人柄の良い方たちでレッスンがとても楽しかったです。

日本語オンラインレッスンを検討中の方へ

オンラインレッスンは今後需要の伸びが予想されますし、検討の価値があると思います。

オンラインレッスンの始め方には大きく分けて3つのパターンがあります。スクールに所属する、Cafe TalkなどのC to Cサイトに登録して自分で学習者とやりとりする、個人的に知り合いに教えたり自分でサイトを開設したりする、の3つです。

私は手軽に始めたかったのでスクールに所属しました。学習者との交渉、万一のトラブルなどを考えると間にスクールが入っていることは安心感がありました。また、私がお世話になったスクールでは自分が持っていないテキストをレギュラーの学習者が指定した場合は、領収書を提出すればテキスト代も負担してくれましたので、出費は抑えられました。レッスン数も、自分の時間さえ空いていればもっと担当させていただけたようで、それなりの収入源になりえると思います。

どのパターンにもメリットとデメリットがあります。自分のスタイルに合わせて検討してみてください。

 

コトハジメニュースレター登録しませんか?

Invalid email address
会員向けのワークショップや、日本語レッスンのヒント、
会員向けの求人情報など様々な情報をニュースレターでお届けしています。

Customer Reviews

5
0%
4
0%
3
0%
2
0%
1
0%
0
0%

    Leave a Reply

    Your email address will not be published. Required fields are marked *

    You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

    Thanks for submitting your comment!