「大きい」と「大きな」の違いって? 「大きい」と「大きな」違い① 品詞 「大きい」は形容詞・・・「大きい家」「大きい」「大きくなる」「大きかった」 *形容詞なので上の例のように活用します。 「大きな」は連体詞・・・「大きな家」「大きな衝撃を受けた」 *活用のない自立語で名詞の前にのみつきます。 ちなみに、国語文法でいう連体詞には「この」「あらゆる」「大きな」「いろんな」「おかしな」などがあります。...
「ていく」と「てくる」の違い 「ていく」は「てくる」はどちらも移動の方向を表したり、時間の変化を表したりします。 「ていく」「てくる」のポイントは話し手の視点です。物事が話し手の方に向かってくるのか、話し手から遠ざかるのかというように、話し手を中心とした表現であると言えます。 それでは、さっそく「ていく」と「てくる」の違いを例文と一緒に見ていきましょう。 「ていく」と「てくる」の用法...
「ている」と「てある」の使い分け 質問:「そこ、気をつけて、グラスが割れ(てある・ている)から・・・」 「ている」「てある」のどちらを使いますか。それはなぜですか? 「窓が開いている」「窓が開けてある」のように「〜ている」と「〜てある」は学習者にとって混同しやすい表現です。定着もなかなかしませんので、時間をかけて理解し、覚えてもらう必要があります。 「〜ている」も「〜てある」も結果の...
「~ので」と「~から」は同じですか。 よく学習者からこのような質問をされます。 「電車が遅れたので、遅刻しました」と 「電車が遅れたから、遅刻しました」は同じですか? 多くのテキストは「ますform+から」を最初に扱っています。しばらくして、普通形を習ったあと「普通形+ので」を紹介するというのが一般的ですね。すると、「~ので」も「~から」も同じじゃないんですか?どこが違うの??となり...
「そうだ」(伝聞&様態) 伝聞の「そうだ」 伝聞の「~そうだ」は話し手が見たり、聞いたりした情報をそのまま聞き手に伝えるときに使います。(接続は[普通形]+そうだ) 1.天気予報によると、明日は雨が降るそうだ。 2.メアリーさんはアルバイトで忙しいそうだ。 3.明日は台風で学校は休みだそうです。 様態の「そうだ」(動詞) 様態の「~そうだ」は目から入る情報によります。(動詞[ます形]+そうだ)。 ...
「彼は良くて、親切な人です」はなぜおかしいの? 先日、学生が「彼は良くて、親切な人です」と文作してきたと校内の講師から相談がありました。なるほど、ときどき見かけますね〜。今日は形容詞を「て」を使ってつなげるときのポイントを探ってみましょう。 並列:「〜くて」「〜で」 例1 a.「大きくて黒いかばんです」○ b.「黒くて大きいかばんです」○ 例1は aもbもかばんの特徴を表しており、その関係は並列で...