【スポット講師であれば、どなたでも参加OK】オンライン勉強会:教案作成のコツ(導入編)のご報告と次回予告 初心にかえる心地よさ Cotoでは定期的に毎月数回、内部の講師向けにオンライン(Zoom)にて勉強会を開催しておりますが、2025年1月から一部の勉強会の参加枠をスポット講師(※)の皆様方にも拡大しています。 ※スポット講師とは・・・Cotoの業務委託講師として、主に企業派遣レッスン(対面また...
非漢字圏の学習者へ、漢字をどう教えよう? 非漢字圏の学習者の中で、日本語のゴールを中級以上に設定するなら、漢字学習は絶対に避けられない大きな関門のひとつです。もともと漢字のフォルムや表意文字であることへの興味などがあれば別ですが、ひらがな・カタカナを覚えたあとに第三の表記法として、2000以上の漢字が待っているという現実にひるまない学生はあまりいないのではないでしょうか。 では、私たち教師は、その...
「学生が思い通りにならない!」イライラの処方箋~「関心の輪と影響の輪」のお話~ 「学生を信じて」と言われると… 私の周りには日本語教師のみならず、教育関係の仕事についている方がけっこう多いのですが、中学校に務める知人がこのような話をしてくれました。 ある問題行動を繰り返す生徒。知人はその生徒と接し、生徒の背景にある孤独感や、自己表現が上手くできない苛立ちに気づいたそうです。そして、必ずその生徒は良...
誰がするのか(行為の主体は誰か):学生の質問から講師は成長できる、の巻 教えるヒントはいつも学生から 日本語教師になってまだ2年ほど、日本語能力試験N4対策で、受身・使役・使役受身を教えていたときのことです。 「先生、これ、誰がしますか?(行為の主体は、誰ですか)」 ああ、そうか。使役や受身になると、行為の主体が分からなくなるのか…その質問を聞いて、ハッとしました。 そしてまた、受身や使役に限らず...
「導入」をサボるとどうなるのか?「~ましょうか」「~ませんか」を例に 「導入は大事」だというが 他の先生のレッスンを見学させていただいて、いつも勉強になるのは「文型の導入」。 どんなシチュエーション設定?学生からどんな発言を引き出そうとしている?どのように文型に持っていく?など考えながら見学しています。先生方の個性が出るので、ちょっとワクワクしちゃいます。 導入はとても...
文型導入時によく聞かれる質問:「意向形+ と 思っています」の場合 はじめに 「意向形+ と 思っています」を導入した際、よく聞かれる質問があります。それは、 「行こうと思っています」と「行くと思います」の違いは何ですか? というものです。 みなさんなら何と答えるでしょうか。 この違いを説明するには、いくつか整理すべき文法ポイントがあり、すぐに答えるのが難しい質問です。が、学習者は、初級後半(N4...
誤用訂正のコツ:語彙編 まずは以下の会話文をご覧ください。 <場面> 会社で、ある商品のコピー(宣伝文句)について、アイデアを求められた。 Aさん→中級日本語学習者 Bさん→日本人 ※AさんとBさんは同僚である。 A:Bさん、なにかいいコピー思いつきませんか。文字数このぐらいで。 B:う~ん、そうだなあ。✕✕✕ってのはどうでしょう? A:なるほど。いいですね、それ活用します! 上記の...
【罠だらけ!?】日本語の授業でロールプレイをする際のコツと注意点 ロープレについて語る第2弾 日本語の授業でのアクティビティの定番「ロールプレイ」。定番ゆえに、私なんかは「やるのが当たり前」と特に疑問にも思わずロープレを取り入れてきました。 そこで「なぜロールプレイをするのか?」と、あらためて意義や目的を考えてみたのがこちらの記事です。 【素朴な疑問】なぜ日本語の授業でロールプレイをやるの? 今回...
【素朴な疑問】なぜ日本語の授業でロールプレイをやるの?あたらめて考えるロープレの意義 頭では分かっているのに… 個人的な事になりますが、私がキャリアコンサルタント養成講座を受けていた時の話をさせてください。その講座の期間は約3ヶ月だったのですが、毎回のように…飽きるほど…もうイヤになるほど…ロールプレイをさせられました。 まずは理論を学び、ロープレで練習をし、その後で自己分析をし、仲間からフィード...