日本語教え方

歌で覚えるひらがな

歌で覚えるひらがな 本日はCotoのオンライン・コミュニティーでのやりとりをシェアします。こちらはオンライン上の講師室といった感じで所属拠点や職責の垣根を越えて講師やスタッフが自由にコミュニケーションを取れる場所です。お互いの情報をシェアして、経験を分かち合ったり、一緒に考えて学び合ったりできる場所は貴重です。 さてさて、今回取り上げたいT先生からのご質問がこちら。 ひらがな&カタカナで勉強されて...

ティーチャートークとはなんぞや

ティーチャートークとはなんぞや 最近、模擬授業などを見ることが時々あるのですが、そのときに気になるのが教師の発話。「その指示だときっとわからないだろうな〜」「あー、日本語で説明したらもっと混乱しちゃうのにな〜」なんてことがあります。 皆さん、ご自身が外国語を習った時のことを思い出してください。語彙や文型、スピードをコントロールせずに話されたら、「なにもわからん…あー無理」となってしまいませんか。一...

「形容詞+て、動詞」文について考えてみた

「形容詞+て、動詞」文について考えてみた 先々月の出来事。JLPT N1を受けるから1ヶ月頑張ってみると、ヨーロピアンの学生がクラスに来ました。彼女はバックパックひとつで世界中を転々とする旅人なのですが、「荷物が多くて入りません」と、いろんなものをバックパックからぶら下げていました。JLPTが終わったら、冬服は人に譲って身軽な状態でオーストラリアに行くそうです。「最近は飛行機代が高くて困る」と言っ...

スライドを使った日本語レッスン準備のコツ

スライドを使った日本語レッスン準備のコツ 昨今はプレゼンテーション用ソフト(以下、スライド)を使ったレッスンが当たり前になってきました。Cotoでもオンラインレッスンはもちろん、対面授業でもパワーポイントやGoogle スライドを使う講師が増えました。 学習者の立場に立ったレッスンができていて、スライドがあることでレッスンが効率的に進められていて、スライドが十分な発話を促すための助けになっていれば...

説明しにくいコトバが出てきたら、どうする?

説明しにくいコトバが出てきたら、どうする? 今回は、例文トレーニングでお馴染み、左先生によるワークショップのまとめ記事です。皆さんは、説明しにくいコトバに出会ったとき、どう向き合っているのでしょうか?どのようなプロセスを経て学習者に伝えているのでしょうか。左先生の脳内をちょっと覗いてみましょう。 例文をたくさん作る! 「使い方がわからない、使い分けがわからない」「どんな導入が学習者に刺さるのか」こ...

日本語で雑談がしたい!

日本語で雑談がしたい! 昨今、雑談力がアツいですね。本や雑誌の特集などでもよく目にします。 この背景には昨今多くの職場で導入されたテレワークによるコミュニケーション不足があります。日本語教師の世界もそうですが、テレワークによってオーガニックなコミュニケーションや、カジュアルな情報共有の場が減ってしまったという新たな問題が出てきました。そこで注目を集めたのが雑談です。学習者によると、「コーヒーチャッ...

JLPT N4までの道 〜学習プランの立て方のコツ〜

JLPT N4までの道 〜学習プランの立て方のコツ〜 今日は、先日行ったN4を目指す(目指したい)学生を担当する講師向けのワークショップのまとめ記事です。今回の講師は『NIHONGO FUN&EASY』の著書の一人、そして例文トレーニングでお馴染みのMs. Hidariです。 <本日のお題> 次のようなケースの場合、皆さんはどのような学習プランを学習者に提案しますか。現在6月、今年12月に...

JLPT N3対策ってどうしてる?

JLPT N3対策ってどうしてる?(言語知識&読解編) N3レベルは日本語学習(とくに非漢字圏の学習者)が超えるべきひとつの壁となっていて、準備なしに試験に望むのは難しいです。 まず、N3を受けたいという学習者を担当することになったら、日本語能力試験(JLPT)のホームページや公式問題集をチェックし、試験の形式、試験で求められているものは何かをよく知ることが合格への第一歩です。まずはじめに学習者に...

動詞の分類:意志動詞と無意志動詞

動詞の分類:意志動詞と無意志動詞 日本語の動詞はいろいろな切り口で分類することができます。(参照:日本語文法の基礎 動詞) たとえば、初級のレッスンの最初にでてくる「ある・いる」などの存在動詞、「行く・来る・帰る」などの移動動詞、初級中盤以降になると自動詞・他動詞がでてきます。 先日、「〜ように」と「〜ために」は一緒ですか?という質問を受けました。よくある質問です。この使い分けに関する質問を受けた...