中級文法コラム9. わけがわからなくなりそう!?「わけ」シリーズ 「帰りたくないわけじゃないですけど、帰るわけにはいかないんですよ。先に帰ったら部長に嫌われて、出世できなくなるわけですよ…」 「わけ」を使った文型ってたくさんありますね。学生も「わけ」シリーズを復習しようとまとめていると、だんだんわけが分からなくなってきてしまいます。でも、大丈夫! 学生に質問されたら、わかりやすく説明できるようにこ...
中級文法コラム8.「〜たとたん」「〜たところ」 <例文>「あの二人、結婚したとたん別れてしまいました。今、離婚届けを出したところです。」 今回は「〜たところ」「〜たとたん」を取り上げたいと思います。この2つ、どちらも行為の直後という意味がありますね。でも、学生も直後という意味だけでは間違った使い方をしてしまいます。学生から質問があったとき困らないように直後以外の意味も探っていきましょう。 &nbs...
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「大きい」と「大きな」の違いって? 「大きい」と「大きな」違い① 品詞 「大きい」は形容詞・・・「大きい家」「大きい」「大きくなる」「大きかった」 *形容詞なので上の例のように活用します。 「大きな」は連体詞・・・「大きな家」「大きな衝撃を受けた」 *活用のない自立語で名詞の前にのみつきます。 ちなみに、国語文法でいう連体詞には「この」「あらゆる」「大きな」「いろんな」「おかしな」などがあります。...
中級文法コラム7.「こと」「もの」の使い分け 今回は「もの」「こと」の違いについて見ていきましょう。 まずは本題に入る前に・・・皆さんは「もの」と「こと」、どのようなイメージがありますか。 「こと」は形がなく、起きたりしたりする抽象的なイメージがあります。一方、「もの」は「こと」に比べると、ずっと固体的なイメージがあります。「もの」は形があって見たり触ったりすることはできる物質的なイメージです。こ...
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「ていく」と「てくる」の違い 「ていく」は「てくる」はどちらも移動の方向を表したり、時間の変化を表したりします。 「ていく」「てくる」のポイントは話し手の視点です。物事が話し手の方に向かってくるのか、話し手から遠ざかるのかというように、話し手を中心とした表現であると言えます。 それでは、さっそく「ていく」と「てくる」の違いを例文と一緒に見ていきましょう。 「ていく」と「てくる」の用法...
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「ている」と「てある」の使い分け 質問:「そこ、気をつけて、グラスが割れ(てある・ている)から・・・」 「ている」「てある」のどちらを使いますか。それはなぜですか? 「窓が開いている」「窓が開けてある」のように「〜ている」と「〜てある」は学習者にとって混同しやすい表現です。定着もなかなかしませんので、時間をかけて理解し、覚えてもらう必要があります。 「〜ている」も「〜てある」も結果の...