ChatGPT×日本語教育
ChatGPTを導入するのが遅かった・・・めっちゃ便利じゃないですか。レッスンの準備時間が短縮できそう。ChatGPTは、言わずと知れた人工知能(AI )を搭載したチャットボットです。学校教育では使用に賛否両論あるものの、語学学習との互換性はとっても良さそうです。
先日、ある学習者がクライアントにお礼のメールをするときはいつもChatGPTのお世話になっていると言っていたので、ちらっと見せてもらいました。「もっと丁寧に」「もっとカジュアルに」と指示を加えれば、ものの数秒でさらさら〜っとそれっぽい文章が出てきます。いやあ、優秀。
Cotoでもいろんな場面で「ChatGPTってどうなの?」という声があります。今日はChatGPTで少し遊んでみることにします。
ChatGPTを使ってみた
物は試し。まずはやってみましょう。指示は『JLPT N2レベルの日本語を使って、「がきっかけで」で例文を作って』。すると、、、
なるほど〜、指示の仕方にはちょっとコツが必要かもしれませんね。
指示のせいでテキストっぽい例文になっています。これはこれでありですが、文法の分析をしたいなら「”がきっかけで”で例文作って」のように、よりオープンな指示を出した方がいいのかもしれません。指示はこのような調整が必要ということですね。
日本語教育でChatGPTを使うなら、まずは文法や語彙などからスタートしてみると良いかと。例文はもちろん、似ている文法の使い分け、機能なども教えてくれます。ただ、ちょっと変な文が出てくることも多いので、最終的なジャッジは自分でしっかり行う必要があります。
もう一つ、やってみます。
私はニュースクラスを担当しているので、ニュース記事をコピペして、「JLPT N2レベルの日本語を使って、800字で要約して」と指示を出してみました。
なかなかの精度です!でも、やっぱりこちらも完璧ではないので、助詞や文法や文脈の間違いなどを訂正して、教材として使用して問題ないのものか確認します。ニュースは探すのも大変ですが、その文面をレッスン用に加工するのも大変です。こういったレッスンでも役に立ちそうですね。
ChatGPTを使ってみた感想
ChatGPTは便利なツールです。優秀なアシスタントであるのは間違いがなさそうです。きっとこれから使います。一方で、危険もあるので「私だったらこう使う」はあまりシェアしたくないなと正直思いました。
新しモノ好きの私ではありますが、同時に日本語脳を鍛えることを推進している私としては、やっぱり自分でやっておきたい部分があるなと思いました。ですから、自分自身でChatGPTの使用範囲は決めておいた方がいいかなと。また、なんのために使うか、目的とゴールは明確にしておかないと振り回されてしまいそうだなと。
というわけで、今回の感想は、ChatGPTを使うなら「自分でやっておきたい部分」を見極める力・思考力は絶対に必要、です。
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