中級へ行こう 日本語の文型と表現55
概要
- 初版:2004年 2版:2016年
- 出版社:スリーエーネットワーク
- 価格::¥2,200+tax
- レベル: 中級(初級300時間程度の学習を終えた学習者)
- 想定学習時間: 40〜60時間(作文・討論・漢字練習などを行ったりする場合はさらに時間が必要)
- 課: 10課
- 練習問題の充実度 ★★☆
- レイアウトの見やすさ ★★★
- 話題の幅広さ ★★☆
- その他:「文型・表現」説明あり、新出語に4か国語訳付き。各課に「文型・表現」や「新出語」の理解を確認する「チェックシート」、巻末に「漢字学習」のパートあり。C D付き(音声はスリーエーネットワークのH Pからもダウンロード可能)、教師用ガイド(ダウンロード可能)あり。『中級を学ぼう 中級前期/中級中期』へ続くシリーズ
- サポートサイト:スリーエーネットワーク
おすすめポイント
中級への橋渡し教科書の定番。初級の総合テキストを学習し終えて、今後4技能バランスよく、しっかり中級の勉強がしたいという学習者に向いている。初級日本語教科書、『みんなの日本語 初級Ⅰ&Ⅱ 第2版』を学び終えた学習者に最適とされている。各課の本文は一般的に関心を持てるテーマであり、古くなりにくいトピックが選ばれている。練習問題も適当な量が設けられている。レイアウトもゆったりしていて見やすい。初級から中級へ進むときは急に難易度が上がるように感じ、伸び悩む学習者も多いが、この教科書は本文も短く、文法説明などもシンプルなので、その負担感は軽減されるかもしれない。
ここはちょっと・・・
テキストの内容としては基本問題や対話練習が少なく、物足りなさを感じる。また、文型中心になりがちなので、単調な授業にならないよう工夫が必要だ。教師はテーマに沿った話し合いやスピーチ練習など取り入れて、教室活動を広げていく必要がある。各課の本文は一般的に関心を持てるテーマだが、面白さや目新しさはないかもしれない。
Customer Reviews
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