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日本語教師になるには? オンラインレッスン日本語教師になる
オンライン日本語教師に必要な資格
オンラインでの日本語レッスンを始めるために必要な公的資格はありません。学歴や中学高校の教員資格も必要ありません。しかし、スクールに所属する場合には、いわゆる日本語教師有資格者であることが求められることが多いです。
有資格者と認められる条件は、法務省告示基準で5つありますが、詳細は当サイトの「日本語教師の資格」をご参照ください。
海外のスクールなどの場合は日本語の資格よりも通常のコミュニケーションをとるための語学力(英語や中国語など。媒介語と言われる)を必須とするところもあるようです。
形だけの資格を問わずとも、仕事として継続的に行い安定した収入を得るためには、日本語をきちんと教えられる実力が必要になってくるでしょう。オンラインレッスンでは、学習者が自分で教師を選ぶスタイルになっていることが多いためです。
オンライン日本語教師に必要なスキル
日本語教授力
無料の動画講座などが数多く提供されている中で、学費を払って勉強しようという学習者さんは期待を持っています。文法的な質問に答えてほしい、学習プランをたててほしい、自分に合った教材を紹介してほしい、など。これらの期待に応えられるだけの日本語の知識やコーチング力が必要です。
会話練習をしたいというニーズでも、教師の側は本当にただおしゃべりしているわけではありません。学習者のレベルを測り、ワンランクアップさせるための発話を誘導する、適切なアドバイスをするなど、報酬に見合う働きをしなければなりません。
日本語教師資格のない方、基本知識の無い方向けの動画講座は、コトハジメでも用意されています。
外国語能力
必須ではありません。しかし、初級レベルの方、大人の方の場合、特にオンラインでのレッスンの場合には、完全に日本語だけで行う直接法より、英語などの媒介語で説明したほうが効率的なことが多いです。英語対応が可能な教師のほうが多くのレッスンを任せられるでしょう。
ITスキル
SkypeやZoomなどの基本的な使い方のほかに、各種機能を使いこなせる必要があります。webホワイトボードや画面共有、音声の共有、ファイル送信など便利な機能はすぐ使えるようにしておきましょう。
オンライン日本語レッスンのために準備する物
パソコン
処理速度ははやければはやいほどいいです。
ヘッドセット
絶対に必要というわけではありません。ただし、レッスン実施場所によっては周りの雑音をシャットアウトするために用意があるといいです。
高速インターネット環境
スピードテストを複数回実施し、安定した速度が維持できるか確認しましょう。
海外にお住まいの学習者の中にはネット環境が不安定な方もいます。少なくても教師の側が安定していないとレッスン実施が困難となります。
日本語のテキスト/教材
学習者が自分で講師を選択するような形態の場合、対応可能テキストが少ないとレッスン数が確保できません。一般的に使われる日本語テキスト、基本的なものは少しずつそろえていくのがよいでしょう。
スクールの中にはオリジナル教材を提供してくれるところもあります。自分でたくさんのテキストを買いそろえるのは経済的負担になりますし、海外にお住まいの場合はテキストが入手しにくいこともありますから、教材提供は大きなメリットです。
ビデオレッスンツール
Skypeやzoomなどのビデオ会議ツールが必要なことがあります。またスクールなどの面接を受ける場合にもすぐに必要となります。無料版でも充分ですので、インストールし、音声やカメラのチェックをして操作になれておきましょう。
オンライン日本語講師の始め方
オンラインでの日本語レッスンの始め方には大きく分けて3つのパターンがあります。どの国の学習者を対象にしているか、どんなレベルの学生が多いか、教材が決まっているかどうか、それぞれのメリットデメリットに関しては「働き方編」にゆずるとして、ここでは具体的なアクションをお伝えします。
日本語を教えるオンラインスクールに所属する
対面型の日本語学校と同様、求人を見て応募、採用選考を経て合格したら仕事が始められます。
上述したように日本語教師有資格者であることが条件となっている場合が多いですが、例外もありますので確認してみましょう。
「日本語オンライン」「日本村」などの日本語教師向けの求人サイトのほか、Indeedなどのジャンルを問わない求人サイト、また、もしご存知のオンラインレッスンスクールがあれば直接公式ホームページをのぞいてみると求人情報が掲載されている場合もあります。
Cafe TalkなどのC to Cサイトに登録
サイトの規定に従って登録情報を入力します。たいてい写真やビデオメッセージなどで自己アピールをすることができます。またサイトによっては自分で自分の時給を設定することもできます。ここでは学習者に選んでもらえるよう、戦略的に見せ方を工夫することが肝心です。
個人的に知り合いに教える
直接の知人、紹介、またFaceBookなどで学習者を募集するなど、さまざまな方法があります。報酬額、報酬の支払い方、レッスン日時、頻度、期間、テキスト購入費用の負担など予め自分の基準を決めておくといいでしょう。
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