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漢字を勉強したい外国人におすすめのアプリ&サイト 5選
先日、初級の学習者から漢字が全然覚えられないし、数も増えてきて大変、テキスト以外で楽しく勉強できる方法はないかという質問がありました。先生方からも学習者の漢字学習について同じような問い合わせが多かったので、今回はおすすめのアプリとサイトを5つご紹介します。
日本語の表記は、世界の言語と比べても類がないほど複雑であり、特に非漢字圏の学習者にとって漢字学習の負担は非常に大きいものだといえます。学習者が漢字の難しさから日本語の勉強をあきらめることのないよう、しっかりサポートしてあげたいですね。
今は日本人でも漢字を手書きする機会は減っています。JLPTなどの試験も選択問題ですね。漢字を読むことができれば、書けなくてもとくに問題はありません。(人によっては書かないと覚えられないという人もいるかもしれませんが・・・)
また、日本語でメールやテキストをするときに求められるのは適切な漢字を選ぶ力です。アプリやパソコンでの漢字学習はそういった力を伸ばすために有効なのではないでしょうか。
はじめに、漢字がなかなか覚えられない、自分でも学習したい、楽しく漢字を覚えたいという初級の学習者にぴったりのアプリを2つご紹介します。次に、もう少し漢字学習が進んだ学習者のために、辞書機能のあるものを3つご紹介します。
内容、見やすさ、使い勝手はもちろんですが、無料でiOSでもAndroidでもアプリのインストールができるものを選びました。
自分で漢字学習をしたい人はこちらが便利
「KANJI Memory Hint 1」(入門レベル80)
「KANJI Memory Hint2」(初級レベル180)
「KANJI Memory Hint3」(初級レベル195)
国際交流基金関西国際センターが開発したアプリ。iOS, Android対応
「連想イラスト」で漢字を覚え、「漢字ことば」で学習し、「漢字チェック」で覚えたかどうか確認できます。漢字の形や意味を連想しながら学習することができ、また2種類のゲームは漢字を覚えるのに役に立ちます。
覚えるためのヒントが書かれています。関連語彙、音声、例文、クイズなどもついているので、自分で漢字学習をしたい人に役に立つweb サイトです。欧米の学習者に聞くと必ずあがるのがWANIKANI、使いやすいと評判のサイトです。
わからない漢字を調べたい人はこちらが便利
日本語・英語の辞書として使えます。例えば、「思」と調べると、「思」を使った言葉がJLPTのレベル順に上から出てきます。2のWANIKANIのレベルも表示されますので、併用すると良いかもしれません。中級教科書の『上級へのとびら』でも紹介されていたweb サイトです。
4.yomiwa
漢字が書いてあるものを写真で撮ると、それを読み取り、ルビをつけてくれます。また、読めない漢字を画面に書いて検索したり、部首から検索することもできます。辞書機能はもちろん、関連する漢字や例文なども出てきます。
カメラをかざすとリアルタイムで翻訳する機能があるが、こちらは読み取り精度がやや悪いのが難点。写真に撮ってスキャンすれば、精度はグッと高まります!
アプリの紹介動画もあるので、ぜひご覧ください。iOS, Android対応
読めない漢字を画面に書いて検索できる、写真をとって漢字の読みが調べられる、その漢字を使った関連語彙が調べられる、書き順をチェックできるなど4のyomiwaに似ています。こちらも手書きの読み取り精度はやや低め。iOS, Android対応
番外編
漢字が書けるようになりたい学習者
やっぱり漢字が書けるようになりたい!という学習者には、Coto Academyのこちらのブログ記事(英語)Top 5 apps for Kanji Writingもおすすめです。学習者の目的に合わせて、ご利用ください。
JLPT対策をしたい日本語上級学習者
日本語上級話者(N2,N1レベル)の学習者には日本のアプリもおすすめです。『新完全マスター単語 日本語能力試験N2 重要2200語』のアプリでは、見出し語と読み物の音声を聞くことができ、(翻訳を表示する場合は課金あり)JLPT対策に役に立ちます。
やっぱりテキストでという学習者
「やっぱり紙の本だわ」という学習者には『非漢字圏の日本語学習者におすすめ 漢字テキスト5選』からご紹介ください。
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