「〜つもりだ」はだれが、どんな時、どう使うの?

「〜つもりだ」はだれが、どんなとき、どう使うの?

学習者が次のような言い方をすることがあるのですが、どう説明すればいいのでしょう。

「行くつもりです」は「行きます」「行こうと思います」などのように話し手の意志・意図を表す方法の一つです。以下、3つの誤用例を見ながら「〜つもりだ」を使い方を確認してみましょう。

A:これから、みんなで飲みに行くんだけど、Bさんも行く?

B:はい!行くつもりです。(×)

この場合は「行きます」や「行こうと思います」を使います。

※その場で決めたことに対して使うと不自然に聞こえます。「今度の夏休みは北海道に行くつもりです」のように以前から思っていた意向であれば「〜つもりだ」を使うことができます。

先生は夏休みどこへいらっしゃるつもりですか。(×)

上の例文の場合、「いらしゃいますか」や「いらっしゃるご予定ですか」のほうがいいですね。

※目上の人に尋ねる時に「〜つもりですか」と聞くと失礼になります。

メアリーさんは明日、授業を休むつもりです。(×)

この場合、Aさんがメアリーさんの意志がわかる場合は使えますが、わからない場合は「〜つもりのようです」や「〜つもりらしい」といった表現を使います。

※第三者の意志や計画がはっきりとわからない場合は使えません。

 

「〜つもりだ」のまとめ

1.「〜つもりだ」は話し手の意思を表す。

2. その場(発話時点)で意思を決める時には使えない。

3.目上の人に「〜つもりですか」と問いかけるのは失礼。

4.他人のはっきり分からない計画や意思をいう時には使えない。

 

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