「大きい」と「大きな」の違いって? 「大きい」と「大きな」違い① 品詞 「大きい」は形容詞・・・「大きい家」「大きい」「大きくなる」「大きかった」 *形容詞なので上の例のように活用します。 「大きな」は連体詞・・・「大きな家」「大きな衝撃を受けた」 *活用のない自立語で名詞の前にのみつきます。 ちなみに、国語文法でいう連体詞には「この」「あらゆる」「大きな」「いろんな」「おかしな」などがあります。...
中級文法コラム7.「こと」「もの」の使い分け 今回は「もの」「こと」の違いについて見ていきましょう。 まずは本題に入る前に・・・皆さんは「もの」と「こと」、どのようなイメージがありますか。 「こと」は形がなく、起きたりしたりする抽象的なイメージがあります。一方、「もの」は「こと」に比べると、ずっと固体的なイメージがあります。「もの」は形があって見たり触ったりすることはできる物質的なイメージです。こ...
「ていく」と「てくる」の違い 「ていく」は「てくる」はどちらも移動の方向を表したり、時間の変化を表したりします。 「ていく」「てくる」のポイントは話し手の視点です。物事が話し手の方に向かってくるのか、話し手から遠ざかるのかというように、話し手を中心とした表現であると言えます。 それでは、さっそく「ていく」と「てくる」の違いを例文と一緒に見ていきましょう。 「ていく」と「てくる」の用法...
中級文法コラム6. 『ばかり』ばかり 同じ読みでも用法がいくつかある文法は混乱しますね。 今回は「ばかり」を取り上げてみましょう。 <会話例> A:お久しぶりです、これから軽く食事でもいかがですか? B:ありがとうございます。せっかくですが、朝食を食べたばかりでして… A:そうなんですか。何を召し上がったんですか? B:朝バーガーです。 毎朝同じメニューです。 A:え? たまにならいいと思いますけ...
中級文法コラム5.「らしい」と「っぽい」は「みたい」みたい? 「みたい・らしい・っぽい」もよく学生が間違える紛らわしい文法ですね。 学生に「先生、春らしい日ってどんな日ですか?」と聞かれたとき、つい、うっかり「春みたいに暖かい日のことですよ」なんて答えてしまいそうです。 さっそく「みたい・らしい・っぽい」を例文をあげて比べてみましょう。 <会話> 今日は暖かくて春みたいな日だ。 今日は暖かくて春ら...
中級文法コラム4.接続詞(添加) 「中級の文法は難しいです。そのうえ、接続詞も増えてきます。しかも、意味が似ていてわかりにくいです。」こんなことを学習者に言われたことはありませんか。 中級になると、話すことや書くことが短文から複文、段落へと変化してきます。初級表現だけでも十分に言いたいことは伝わりますが、接続詞を使うともっと豊かな表現ができるようになります。  ...