WEEKLY J book1 ―日本語で話す6週間―
概要
- 初版:2012年
- 出版社: 凡人社
- 価格::¥2,200
- レベル: 初級後半~中級前半レベル (CEFR A2〜B1はじめの学習者)
- 想定学習時間: 1ユニット120分、1週間に5つのトピック、6週間で30のトピック
- 課:30のトピック
- シラバス: 話題・機能・タスク
- 練習問題の充実度 ★☆☆
- レイアウトの見やすさ ★☆☆
- 話題の幅広さ ★★★
- その他: かな&漢字まじり表記、文型・語彙説明も日本語、C D、別冊 (凡人社webサイトから語彙リスト・教師用資料がダウンロード可能)
- サポートサイト:凡人社
おすすめポイント
初級で習った語彙表現をフル活用して会話したい(会話させたい)というニーズに応えることができるテキスト。CEFRの考え方を基本にして作られている。最大の特徴は、ユニットの目標を学習者にまず意識させ、その目標を達成するための手段として文型や語彙を学ぶように作られている点。一つのトピックを学ぶと、そのトピックについて日本人と話ができるようになっている。「伝えたいこと」を表現するために必要な文型・表現・語彙を考え、選びながら学んでいくスタイルで、実践的なコミュニケーション力がつけられる。語彙もレベルに関係なく、その話題で使用頻度の高いものを提示している。既習事項を違った角度から楽しく学べ、運用力を身につけられるので、初級の学び直しをしたい学習者にも向いている。自然な会話をスムーズに続けられるようなテクニック(リアクションや相槌)なども盛り込まれている。
ここはちょっと・・・
初級から中級へのブリッジ教材として使うと聞いたとき、「いったいどう使うんだ!」と度肝を抜かれたテキスト(でも、使ってみると意外と面白い)。文型を体系的に網羅していくタイプのテキストではなく、語彙表現に偏りがあり、まとまった文章による読み物などもない。順番通りにテキストを進めてもうまくいかないので、教師の力量が問われる。会話に重きをおいたテキストなので、J L P Tなどの試験対策をしたい人には不向き。クラス授業向きのテキストで独習向きではない。
Customer Reviews
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