日本語教師の働き方~専門学校~

専門学校で日本語を教える

日本語教育課程が専門学校の中に設置されていることもあります。初級レベルからの日本語教育をメインとする課程(日本語科)から、情報処理・デザイン・ファッション・観光・介護などを学ぶ専門学校の中に日本語教育科目を設置している場合があります。

本での就職を目指す学習者も多いので、日本語の授業だけでなく英語の授業やパソコンスキルを身に着ける実戦的な授業を行ったり、企業へのインターンシップを行っている学校もあります。

専門学校で日本語を学ぶ学生

日本語科は留学生向けの日本語学校と同様に初級レベルから入学できることが多いです。

日本語以外の専門課程に入学するにはN2以上の日本語能力が求められることが多く、一般的に日本国内の日本語学校で半年以上学習してから入学するか、同じ学内にある日本語科の卒業生が専門課程に進学するパターンが多くあります。

専門課程の授業の多くは日本語で行われるので、「日本語を学ぶ」から「日本語で学ぶ」にシフトしていく過程とも言えます。

専門学校の日本語の授業

専門学校として提供するレッスンは専門分野によって様々ありますが、日本語教師として担当するレッスンは日本語教育関連の内容ですので、留学生向けの日本語学校の内容と大きくは変わりません。

日本語科では文法・語彙等の科目から日本語能力試験の対策等も行います。

専門課程の中に日本語教育科目がある場合、学年が進むにつれて専門科目の比重が重くなり、日本語科目が減っていくこともあります。

専門学校の日本語教師の特徴

良いこと!

1年間のカリキュラムが決まっていることが多く安定しています。また、全般的に留学生向けの日本語学校より報酬が高いことが多いです。学生も具体的な進路を見据えて、目標をもって日本語を学習している学生が多く、資格を取得したり就職したりして目標を達成していくステップを身近で見られる点にもやりがいが感じられます。

大変なこと

専門課程の日本語教育科目の場合、日本語学校よりも1クラスの学生数が多くなることもあり、クラスコントロールや宿題のチェックなどの負担が増すことも考えられます。また、日本語教育科目が毎日開講されているとは限らないので、1校だけの勤務ですと担当コマ数が少なくなってしまう場合もあります。

専門学校での日本語教師の仕事を探す

留学生向けの日本語学校と同様、日本語教師向けの求人サイトに募集情報が掲載されています。

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