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NIHONGO FUN & EASYを使う皆さまへ
サバイバル日本語を教える
サバイバル日本語で重要なことは「生活に必要な最低限のタスクをこなせるようになること」「自分のことが話せるようになること」です。日本語聞くのもはじめてだとか口が回らないなど、難しさを感じている学習者には全ての語彙を無理に覚えさせようとせず、とにかく上記のことをスムーズにできるようになる、のスタンスでレッスンを進めていきましょう。また学習者にも、レッスンの目的は文法や構文理解ではないということを伝えておくといいです。
文法をどう扱う?
サバイバル日本語を教える際に、文法をどう教えるかという質問をよく受けます。
Fun and Easyでは巻末に文法編がまとめられており、本編でありそうな文法質問に対する説明を読みものとして理解できるような構成になっています。(その他下記の各UNITの詳細説明の中で、よくある文法質問とその対処のヒントが載っています。)
クラスの中では必要な表現がスムーズに口から出るようになること、タスクをこなすためのショート・カンバセーションをマスターすることに集中してもらうようにしています。
NIHONGO FUN & EASYのUnitの構成と基本の進め方
扉ページで目標確認
黙読してもらうだけでもいいです。今からどこをするのか学習者にわかるように該当箇所をページとページ内のどの位置かテキストを見せると良いです。”Do you remember”のイラストで使う場面をイメージさせてもいいですね。
UNITの最後にこの目標ができるようになった!というチェックマークがあるので合わせて使いましょう。
フレーズの導入
可能なら簡単な場面設定をしてコミュニカティブに導入、難しい場合はフレーズを紹介して”Note”の英語を読んでもらい意味を確認
練習A:語彙の確認 → フレーズの入れ替え練習
語彙の意味を確認したあと、フレーズに入れて文を読む練習をします。
Aの語彙に →See Appendix, Countries→See Appendix, jobs
などとあるのは、別冊の語彙表をみて自分に合うものをいれて答えましょう!という仕掛けです。
これがサバイバルレベルから「伝えたいことを伝える」を取り入れたコミュニカティブなアプローチです。
テキストにある語彙だけでなく「自分のことをしっかりと伝える」にこだわって別冊の語彙表も必ずチェックするようにしましょう!
練習B:ディスコース練習
Bの内容が全て理解できる状態になってからBの練習に入ります。
音読が済んだら、ペアーワークで練習します。テキストを見なくても入れ替えできる程度まで練習をすることをお勧めします。
可能であれば、B1とB2を組み合わせたり、Phrase1とPhrase2を組み合わせたりして、できるだけ長い文脈で話ができるようになるといいです。
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